「片頭痛と吐き気でお悩みだった方」症例

頭痛 イラスト

片頭痛でお悩みの方

症例

数年前から、肩まわりのこりとともに頭痛を感じることが増え、つらさを抱えていたそうです。

病院で検査を受けた際には特に異常は見つからず、痛み止めを処方されたものの、頭痛が出るとあまり効いていないように感じていたとのことでした。

もともと冷えやすい体質もあり、外気や冷房の風などで頭がズキズキとするような感覚が出ることもあったそうです。

特に、天気が崩れる前日などには頭痛が強まり、気分が悪くなってしまうこともあり、「このまま我慢し続けるのは難しい」と感じて、ご相談いただきました。

片頭痛以外でお悩み症状

・冷え性

・肩こり

症状の経過と施術内容

初めて来られたときは、首や肩まわりの張りがとても強く、皮膚にもひんやりとした冷たさが感じられました。

触れると敏感に反応する部分もあり、普段からつらさを抱えていたことがうかがえました。

あわせて、便秘やお腹の張りなどの消化器の不調もあるとのことで、内臓系の負担が関わっている可能性もふまえて、内側から整えていく方向で施術を行いました。

最初は、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」をあてて、内臓にかかる負担を軽くしながら全身の巡りを整えるように刺激を加えました。

その後、首や肩まわりの筋肉や骨格のバランスを整える調整を行い、血流の流れがスムーズになるようサポートしていきました。

1週間ほどして2回目の施術に来られた際も、同じような流れで進めながら、特に巡りを意識した調整を丁寧に行いました。

その後は週に1回のペースで通っていただき、「首や肩のこわばりがやわらいできた」「頭痛も気にならない日が増えてきた」といったお声もいただいています。

今回の症例について

今回の頭痛は、消化器系の不調が背景にあったことで、からだ全体の緊張につながっていた可能性がありました。

内臓の働きが乱れると、防御反応のように筋肉がこわばりやすくなることがあり、その反応が続くことで首や肩まわりに影響が出やすくなることもあります。

まずは内臓の巡りを整え、体が安心できる状態へ導くような施術を丁寧に重ねたことが、からだの緊張をゆるめるひとつのきっかけになったと感じています。

また、今回はご本人が毎日セルフケアを丁寧に続けてくださったことも、変化につながる大きなポイントだったと思います。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

片頭痛について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

たなか鍼灸院