30代女性 会社員 大田区在住「頚肩腕症候群による腕の重怠さでお悩みだった方」症例

困る 女性イラスト

患者

寺井様 30代女性 会社員 大田区在住

来院日

平成29年3月中旬

症状と問診

学生時代から肩こりがありそれに伴う片頭痛があったが、就職して事務作業が多く数か月前から首肩の凝りや痛み、重さも出始めてきた。

首が回らず天井を向く動作もかなりきつい状況。

キーボード操作が非常に辛く長時間やっていると手の血の気が引く感覚が出てきてしまう。

病院でレントゲン検査をMRIを撮ってもらい医師から「頚肩腕症候群で治すのに時間がかかるよ」と言われ治療を受けてきましたが、良くならない為「たなか鍼灸院」をネットで見つけて予約をした。

既往歴

・首肩こり

・頭痛

・生理痛

治療経過と施術内容

初診時、腕や手の痺れはないものの首肩の凝りがかなり強くマッサージに行っても鉄板が入っているようだと言われるくらいかなり固い。

手の冷えを感じているため触ってみると左右で皮膚温の違いがある。

腕の挙上をすると重怠さが出てきてしまうため短時間でも挙げていられない状況。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

横臥位で当院オリジナルの「T&S療法」により首肩の筋肉と骨格を整え血流改善の調整を行った。

再度仰向けになり体全体の機能を高めるために「リンパ調整法」を行った。

1週間後に2回目の施術を行うために来院。

1回目の施術後は体は楽で痛みも少なく痺れも少し取れている状態で非常に良かった

2回目の施術は同様に行い、特に「リンパ調整」を強めに行った。

週に1回の施術を繰り返し6ヵ月後には首肩の痛みや重さ、痺れがなくなった

考察

今回筋力低下などは診られなかったものの、腕の挙上で重サルサが出てしまうのと手の冷えを感じてしまうこと、神経痛もあったことから脈診と腹診をその都度入念に行い体の状態を把握。

その結果、肝臓や胃の負担があることが判明し、食事指導と朝の白湯を徹底してもらった結果非常にスムーズに治療が進んだ。

血管や神経の圧迫をただ筋肉をほぐすだけでも効果が得られなかった典型的な疾患であった。

やはり食事など総合的に見る必要がある症例であった。

 

頚肩腕症候群について詳しくはこちら

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