30代女性 港区在住「10年以上喘息でお悩みだった方」症例

患者

三浦様 30代女性 港区在住

来院日

平成28年1月中旬

症状と問診

初診時、咳と胸の痛みを訴え、ゼェゼェする感じがある。

アトピー性皮膚炎もありアレルギー反応によって誘発されることがあるのだが、吸引薬を飲んでも治まらないこともことも屡々あるため来院された。

背中の張りと硬結、圧痛が診られ、肩関節から首の可動が著しく狭い。

巻き肩の姿勢になっており呼吸が苦しいために巻き肩になっているようだ。

既往歴

・肩こり、首のコリ

・アトピー性皮膚炎

治療経過と施術内容

初診時、背中の張りがあり、首から肩腕にかけても張りが強く圧痛がある。

首肩の関節可動域が極端に狭いため肺の機能低下による巻き肩も診られている。

内臓の調整をし免疫力と自然治癒力を高めるように施術を行った。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

横臥位で当院オリジナルの「T&S療法」により首肩の筋肉と骨格を整え血流改善の調整と肺の機能向上を行った。

1週間後に2回目の施術を行うために来院。

週に1回の施術を繰り返し、運動と自宅でのケア方法を伝え6ヵ月後には喘息の発作は1度でた以外出なくなった。

1年の施術を経て発作は起こらなくなった。現在も引き続きケアをしているが1度も発作症状は出ていない。

考察

肺の機能が低下すると防御反応として首が前に傾き巻き肩、猫背のような姿勢になってしまう。

この姿勢をとるのは呼吸が楽になるためだが、これを無理やり骨格矯正をして姿勢を正すような事をしてしまうと呼吸器に負担がかかってしまい、発作が強くなってしまう場合があるため非常に注意が必要です。

喘息発作はこういった内臓機能を先ず高めてから骨格の矯正をし、呼吸器系の負担を極力出さないように治療をしていくことが必要な症状です。

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