10代女性 学生 港区在住「ジャンパー膝/膝蓋腱炎でお悩みだった方」症例

バスケ 女性 レイアップ イラスト

患者

大谷様 10代女性 学生 港区在住

来院日

平成27年10月中旬

症状と問診

バスケの練習時に捻挫をしてからかばいながら練習を続けてきた。

その成果膝の前が傷み始めて我慢しながら練習をしてきたが痛みが強くなってしまったため整形外科に受診。

医師から「ジャンパー膝/膝蓋腱炎ですね」と診断をされた。

2週間は安静にしていましょう。と言われたため安静にして痛みは取れた。

その後練習を再開してまた痛みが出てしまい以前よりも痛みが強くなってしまい1ヵ月安静にしても痛みが引かないためインターネットで「たなか鍼灸院」を見つけ電話で予約して来院された。

既往歴

・肩こり

・捻挫

治療経過と施術内容

初診時、安静時に膝の前方に痛みが出ていて歩行時には痛みが増悪する。

以前から何回も捻挫をしたこともあることから全身の血行不良もあり体の回復と練習の疲労の回復が追い付いていない為に症状の改善が出来ていない状態と考えられる。

関節や靭帯、筋肉の修復には時間がかかるが、内臓の調整をし免疫力と自然治癒力を高めるように施術を行った。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

横臥位で当院オリジナルの「T&S療法」により下肢の筋肉と骨格を整え血流改善の調整を行った。

再度仰向けになり内臓の負担を取り除くために「リンパ調整法」を行った。

1週間後に2回目の施術を行うために来院。

2回目の施術は同様に行い、特に「リンパ調整」を強めに行った。

週に2回の施術を繰り返し2ヵ月後には膝の痛みはなくなった。

考察

腱や筋肉、靭帯、関節の炎症が起きた時はしっかり安静にし神経や血管の修復をする必要があるが、「痛みが取れた=完治」と設定してしまうことで痛みがぶり返し再発・以前よりも痛みが強く出てしまうことが多くある。

今回も同様のケースでその結果他の筋肉や靭帯との癒着を起こし痛みがなかなか引かない炎症を繰り返す状態となっていた。

筋肉の柔軟性もなく可動域の狭さもあったことから自宅でストレッチや練習前にアップをしっかり行うなどのケアや運動前の準備を徹底的に行ってくれたことが今回の症状の改善にもつながった。

ジャンパー膝(膝蓋腱炎)について詳しくはこちら

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