20代女性 会社員 港区在住「長年のアトピー性皮膚炎による痒みでお悩みだった方」症例

アトピー性皮膚炎 イラスト 男性

患者

吉村様 20代女性 会社員 港区在住

来院日

平成28年11月下旬

症状と問診

幼稚園に通っているときからアトピー性皮膚炎と言われステロイドの処方をされて痒みや乾燥肌で悩んでいた。

子供の時から眠っているときに掻きむしってしまうため浸出液が出てしまい出血も酷かった。

現在も同様で特に乾燥が強くなってきたためか肌がカサカサになってしまい粉が吹いてしまっている。

皮膚科に受診してもステロイドと抗ヒスタミン薬を処方されるだけで効果がなく、医師から「肌を清潔に、たばこやお酒は一切やらないこと!」と言われてしまうようだが、実践しているが改善されたためしがないと悩んでしまった。

どうしても良くしたいと思いインターネットでアトピー性皮膚炎の治療をおこなっている「たなか鍼灸院」を見つけLINEで予約をして来院された。

既往歴

・花粉症

・鼻炎

・冷え性

・頭痛

・肩こり

・便秘

治療経過と施術内容

初診時、今朝方かなり掻きむしってしまったため皮膚の赤みと傷、滲出液がかなり出てしまっていた。

皮膚はザラザラ、触るたびに皮膚の粉が舞う状況で痒みは全身に及び時に傷が酷いのは「腕と肘関節」「下肢と膝裏」などで節々は傷がかなり酷い。

アトピー性皮膚炎の原因でもある「体の冷え」によって湿疹が起こっているものと推測し施術へ。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

再度仰向けになり当院オリジナルの「アトピーリンパ調整法」によりアトピーの原因の1つでもあるリンパ液の流れの改善と血流改善を行った。

週に2回の治療をおこない、6ヵ月後には痒みはあるものの掻きむしってしまうほどではなくなり皮膚に傷ができにくくなってきた。

週1回に間隔をあけて施術を繰り返し行い、更に6ヵ月後には乾燥肌はなくなってきたが、まだ少し痒みはある状態で疲れや暴飲暴食をしたときには節々に湿疹が出てしまう。

2週間に1度の施術に間隔をあけて施術を行い、2ヵ月後にはアトピー性皮膚炎の症状はすべてなくなった。

考察

今回のアトピー性皮膚炎の症状は体の冷えの蓄積によるものですが、仕事の疲れや食生活の乱れから体の免疫力が低下し、内臓の機能低下も引き起こすことでアトピー性皮膚炎の改善ができにくかった状況でした。

便秘や冷え性などの症状も罹患していることから消化器系の状況を整えて皮膚バリアをつくることを優先して施術を行った結果、痒みで掻いても傷が出来にくくなったことで症状の改善の第一歩に繋がった。

アトピー性皮膚炎は症状の改善に長い時間を要するが、この患者さんは定期的に通っていただけたことが改善できた。

アトピー性皮膚炎について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

たなか鍼灸院