「冷え症でお悩みだった方」症例

イラスト 寒い 女性

冷え症でお悩みの方

症状

体の冷えが強く、夏場でも会社の冷房がつらく感じることが多く、長袖を着て過ごしているそうです。

通勤の際に電車に乗る機会も多く、外の暑さと車内の冷えとの温度差を繰り返し受けることで、日々の疲れが増している印象を受けました。

その影響か、生理の時期になると下腹部の重だるさや痛みを感じやすくなり、体調の波に悩まされているとのことでした。

これまでにも、リラクゼーションサロンやリンパ系の施術など、さまざまな方法を試されたそうですが、なかなか変化を感じにくく、不安が続いていたそうです。

冷え症以外でお悩みの症状

・肩こり

・生理痛

・食欲不振

症状の経過と施術内容

お越しいただいた際には、体全体が冷たく、特に手足の先は氷のように冷えている状態でした。

筋肉には全体的な緊張が見られましたが、どこか力が入りづらいような印象があり、内臓のめぐりもやや弱いように感じられました。

そこで、体の内側からあたたかさが広がるように、内臓のバランスを整えることを意識しながら施術を行っていきました。

仰向けの状態ではお腹を中心に、横向きでは背中に対して「刺さない鍼」でのアプローチを行い、全身がめぐりやすい状態を目指しました。

その後、横向きのまま筋肉や骨格のバランスを整える施術を加え、体全体のめぐりに配慮したケアを続けました。

以後も週に1回のペースで施術を重ねるなかで、体の冷えについても「だんだん気にならなくなってきた」といったお声をいただくようになりました。

今回の症例について

「冷え症」と聞くと、単に体が冷えている状態と思われがちですが、実際には、体の内側で熱を生み出す力がうまく働いていないことが背景にある場合も少なくありません。

特に、内臓のはたらきが弱くなっていると、体の中からあたたまりにくく、冷えを感じやすくなる傾向があります。

そのため、冷えのケアを考える際には、体の外側だけでなく、内側のバランスにも目を向けていくことが大切です。

内臓のめぐりや働きにやさしく働きかけていくことで、体の内側からじんわりとしたあたたかさを感じやすくなる方もおられます。

今回ご紹介したケースでも、冷えを感じやすい体質に対して、内臓からのサポートを意識した施術を重ねるなかで、ご本人の実感として少しずつ変化が見られるようになったとお聞きしています。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

冷え症について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

たなか鍼灸院