「原因不明の不妊症でお悩みだった方」症例

不妊症 イラスト 妊婦

不妊症でお悩みの方

症状

結婚して10年が経ち、妊娠を希望して病院で検査を受けたものの、大きな異常は見当たらず、まずはタイミング法からスタートされていました。

半年間ほど試しても結果が出ず、再度夫婦で検査を受けても明確な原因は分からなかったとのことです。

その後、医師から体外受精を勧められ試みたものの、なかなか授かることができず、気持ちの面でも悩まれており、ご相談いただきました。

不妊症以外でお悩みの症状

・腹部膨満感(特に胃)

・腰痛

・生理痛

・冷え症

・肩こり

症状の経過と施術内容

お腹の張りが気になるとのことで確認すると、みぞおちから下腹部にかけて全体的に硬さがあり、冷えもかなり強く感じられました。

特に胃からおへそのあたりにかけては硬結と圧痛があり、押さえると鋭い痛みを訴えられていました。

また、生理痛や腰の重だるさもあるとのことで、子宮への負担が重なり、身体が防御反応として緊張を強めているような印象がありました。

そのため、まずはお腹の緊張をやわらげ、子宮まわりの血流を促すような調整を行いました。

1週間後に再びお越しいただき、同様の調整を重ねていきました。

冷えが少しずつやわらぎはじめ、腰の重さや生理に伴う不快感も軽く感じられるようになってきたようです。

お腹の膨らんだような張り感も落ち着いていきました。

その後も週に1回のペースで調整を続け、体調の波を見ながら丁寧に整えていき、妊娠にされたとご報告がありました。

今回の症例について

お腹の張りや冷え、腰まわりの重だるさ、生理時の不快感など、いくつかの不調が重なっていたため、まずはお腹のかたさを丁寧にゆるめていきました。

少しずつ体の感覚が変わっていく中で、それまで気になっていた症状も徐々に軽く感じられるようになっていきました。

今回のケースでは、日頃から感じていた胃まわりの張りが腰や下腹部の違和感にもつながり、子宮まわりへの負担となっていたことがうかがえます。

原因が明確でない不妊のお悩みでも、体の内側から丁寧に整えていくことで、妊娠に向けたからだの準備がしやすくなることもあります。

一人ひとりの状態に合わせて、焦らず向き合っていくことの大切さを改めて感じたケースでした。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

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