「更年期障害による眩暈と頭痛でお悩みだった方」症例

更年期障害でお悩みの方

症状

昨年の1月頃から、ホットフラッシュ、肩こり、眩暈といった症状がみられるようになりました。

体調の変化から病気ではないかと不安になり、婦人科を受診されたところ、更年期との診断を受け、漢方薬による治療を継続してきたとのことです。

ホットフラッシュの症状は多少落ち着いてきたものの、肩こりや眩暈、身体の倦怠感といった不調は続いている状態でした。

肩の上部から首にかけて筋緊張が強く、押さえると硬結もあり、張り感が顕著にみられました。
また、首の可動域も狭くなっており、眩暈の一因になっている可能性があると考えられました。

身体全体としても冷えが目立ち、特に手足の末端は強く冷えている様子でした。

更年期障害以外でお悩みの症状

・肩こり

・めまい

・冷え性

症状の経過と施術内容

東洋医学では、更年期障害の背景にホルモンバランスの乱れや内臓機能の低下、体の冷えが関わっていると考えられています。

お身体の状態に合わせて、子宮と内臓のバランスを整え、免疫力や回復力を高めていくことを目的に施術を行いました。

その後、週に1回〜10日に1回のペースで施術を継続し、日常生活では運動やご自宅でのケアも取り入れていただきました。

少しずつホットフラッシュや眩暈などの症状が落ち着き、気にならない程度まで軽減されてきました。

今回の症例について

更年期障害は、ホルモンバランスの変化による影響が大きいとされていますが、
加齢に伴う内臓の機能低下や下垂が関係して、子宮や内臓が圧迫されることで身体全体のバランスが崩れてしまうケースも少なくありません。

その結果として、ホットフラッシュのような火照りや発汗、逆上せ感などが現れ、
肩こりや眩暈といった全身の不調につながることもあります。

まずは身体のバランスを整え、免疫力や回復力を高めていくことを目的に施術を行い、
子宮や内臓の働きを整えることで、徐々に不快な症状がやわらいでいくケースもみられます。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

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