「テニスをしていないのにテニス肘(上腕骨外側上顆炎)に!肘の関節痛でお悩みだった方」症例

肘 関節痛 イラスト

テニス肘でお悩みの方

症状

事務仕事で一日中パソコン作業が続く生活の中、2年ほど前から肘の外側に違和感を覚えるようになったそうです。

湿布を貼ってみたり、整骨院でマッサージを受けてみたりといった対処をしていたものの、気になることが増えてきたため整形外科を受診され、「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」と伝えられたとのことでした。

その後も病院や整骨院などで施術を受けてこられたそうですが、なかなか変化を感じにくく、何か別の方法を試したいという思いから、ご相談いただきました。

テニス肘以外でお悩みの症状

・肩こり

・冷え性

症状の経過と施術内容

首から肩にかけての張りや、押すと強く反応が出る部分がいくつか見られました。

腕にも強い張りがあり、全体的に筋肉がかたくなっている印象でした。

ときどき肩や首まわりがつらくなると、気分がすぐれなくなることもあるそうです。

関節や靭帯、筋肉が整っていくためには、消化器系の働きも関わっていることがあるため、今回は内臓の働きを整えながら、全身の巡りを促すような施術を行っていきました。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中を中心に「刺さない鍼」を用い、内臓の働きを整えながら血の巡りが良くなるよう刺激を加えていきました。

次に、肩から腕にかけての筋肉と骨格のバランスをみながら、横向きでやさしく整えるような調整を加えました。

再び仰向けになり、内臓の負担を軽くすることを意識した施術も行いました。

1週間ほどして2回目の施術に来られた際も、同様の流れで施術を行い、特に全身の巡りを意識した調整を丁寧に加えました。

その後は週に1回のペースで通っていただき、ご本人からは「肘の違和感が気にならない日が増えてきた」「腕がラクに感じることがある」などのお声もいただいています。

今回の症例について

「テニス肘」と呼ばれるこの症状は、実際にはテニスをしていなくても起こることがあります。

デスクワークをされている方や、荷下ろし作業などの多い物流・建築関係のお仕事をされている方にも見られる傾向があります。

今回のケースでは、長時間のパソコン作業が続く中で、肘が外側に開いた状態や、肩がすくんでしまうような姿勢が続いたことで、腕の筋肉に負担がかかっていたと考えられました。

姿勢の見直しや、作業の合間に取り入れやすいストレッチの方法をお伝えしながら、日常の中で無理のないケアを続けていただくことで、少しずつ変化を感じられるようになったケースです。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)について詳しくはこちら

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