60代男性 会社員 大田区在住「膝に水が溜まってしまい変形性膝関節症で膝の痛みでお悩みだった方」症例 

膝痛 イラスト

患者

小林様 60代男性 会社員 大田区在住

来院日

平成29年8月上旬

症状と問診

以前から肩こりや腰痛があって騙し騙しなんとか仕事をしてきたが、1年前から膝も痛み出し、あるとき膝がパンパンに腫れてしまいビックリして病院へ受診。

医師から「膝に水が溜まっているのと変形性膝関節症ですね」と言われた。

ヒアルロン酸注射と痛み止めの処方を貰いリハビリも兼ねて2ヵ月ほど病院に通ったが痛みが軽減するどころか症状は悪化するし注射の痛みが辛すぎて通うのをやめてしまった。

妻が「たなか鍼灸院」に通っていたので妻にお願いして予約をしてもらい来院された。

既往歴

・肩こり

・腰痛

・足のむくみ

・胃炎

・逆流性食道炎

・胃下垂

治療経過と施術内容

初診時、足を引きづって来院されて歩行時の振動自体も膝に痛みが出てしまう状態。

膝の曲げ伸ばしは通常通りできるものの膝の屈伸時には激痛が走る。

この方の特徴は「腹部の冷え」がかなり強く、その影響から膝の痛みや炎症を引き起こしているものと推測。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

再度仰向けになり当院オリジナルの「T&S療法」により膝周囲の筋肉を整え局所的に神経の圧迫と血流改善を行った。

週に2回の治療をおこない、4ヵ月後には膝の痛みがなくなり歩行時の痛みも全く気にならなくなった。

 

考察

今回のケースは、胃腸症状を抱えていて消化器系の負担が多いことで関節の痛みと炎症を引き起こしていた。

実は知られていないが、関節と消化器系は密接な関係があり胃腸の負担は関節の炎症や痛みを引き起こすことが分かっている。

五十肩もその原因の一つでもある。

内臓の調整を行うことで症状の改善をすることができたのと、自宅では食事を見直してもらうことで消化器系の負担を減らすことに成功。

変形性膝関節症と診断されるとなかなか治らない。と思いがちだが、内臓などの体の内側の状態をしっかりと診てしっかりと処置をすれば症状の改善をすることができる。

変形性膝関節症について詳しくはこちら

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