「膝に水が溜まってしまい変形性膝関節症で膝の痛みでお悩みだった方」症例 

膝痛 イラスト

変形性膝関節症でお悩みの方

症状

以前から肩こりや腰の違和感が続いていたものの、なんとか仕事を続けてこられたとのこと。

ところが、1年ほど前から膝に痛みを感じるようになり、ある日、急に膝が腫れてきて驚いて病院を受診されたそうです。

医師からは「膝に水が溜まっている」「変形性膝関節症の可能性がある」と説明を受け、ヒアルロン酸の注射や痛み止めを処方されたとのことでした。

その後、リハビリも含めて2ヶ月ほど通院されていたそうですが、「痛みがやわらぐ感覚が得られず、注射の痛みもつらくなってしまった」とのことで、通院を中断され、ご相談いただきました。

変形性膝関節症以外でお悩みの症状

・肩こり

・腰痛

・足のむくみ

・胃炎

・逆流性食道炎

症状経過と施術内容

来院時、足を引きずるようにしてお越しになり、歩行時の振動でも膝に痛みが出る状態でした。

膝の曲げ伸ばしはできていましたが、屈伸動作の際には強い痛みがありました。

この方の特徴として「腹部の冷え」がとても強く、その影響が膝の痛みや炎症に関与している可能性があると考えました。

仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」を行い、内臓の働きを高めて全身の血流を整えていきました。

その後、仰向けで膝周囲の筋肉に対して丁寧にアプローチし、血流の流れを促すように整えていきました。

週に2回のペースで継続的に施術を行ったところ、徐々に膝の痛みや歩行時の負担が気にならなくなってきたとのお声をいただいています。

今回の症例について

今回のケースでは、胃腸に不調を抱えており、消化器系への負担が関節の痛みや炎症につながっているように見受けられました。

実はあまり知られていませんが、関節と消化器系は深く関係しているとされ、胃腸の働きが低下すると関節まわりに不調をきたすことがあります。

これは、五十肩などの症状にも共通してみられる傾向です。

内臓の調整を中心に施術を進めていくことで、からだ全体の巡りが整いやすくなり、少しずつ関節まわりの違和感がやわらいできたとのお声をいただきました。

あわせて、ご自宅では食事内容の見直しにも取り組んでいただいたことで、消化器への負担が減り、からだの調子を整える一助となったようです。

「変形性膝関節症」と診断された際には、関節だけに注目しがちですが、内側の状態をしっかり整えていくことが、回復への道筋につながることもあります。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

変形性膝関節症について詳しくはこちら

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