「生理痛による腹痛と腰痛でお悩みだった方」症例

生理痛でお悩みの方

症状

以前から生理にともなうお腹の痛みがあり、鎮痛薬を飲んで過ごしていた方です。

当初は薬を使えば日常生活には大きな支障がなかったそうですが、
ある時期から痛みが強くなり、薬を飲んでもつらいと感じる日が増えてきたとのことでした。

病院で相談された際に、子宮内膜症の影響があるかもしれないと伝えられたそうです。

検査後は薬の服用によって落ち着いていたものの、治療が一区切りし薬をやめた後から再び痛みが気になるようになり、当院にもご相談にいらっしゃいました。

そのほかにも、体の冷えや片頭痛、首から肩にかけてのこわばりなど、全身の不調も重なっている状態でした。

生理痛以外でお悩みの症状

・冷え症

・偏頭痛

・肩こり

症状の経過と施術内容

お腹を触れた際、皮膚の温度がかなり低く、張りも強く感じられました。

押さえたときには、苦しさや痛みを訴えられていたため、
お腹まわりの冷えや内臓の緊張を和らげることを意識しながら、全体の巡りを整えるように施術を行いました。

施術後には、触れたときの冷たさや押さえた際の違和感が軽くなったとお話しされていたため、この日はそこで施術を終えています。

その後も週に一度のペースで通っていただきながら、生理前の不調に向けた体操や、ご自宅でできるセルフケアもお伝えしています。

継続する中で、生理時のつらさが和らいできたように感じられるとのことで、表情も少しずつ落ち着いてこられました。

今回の症例について

子宮内膜症にともなう生理時の不調を感じている方は、当院にも多くいらっしゃいます。

どの部位に内膜症ができているかによっても、感じる違和感の場所や程度が異なることがあるため、お腹の張り具合や、軽く触れたときの反応などを丁寧に確認しながら見立てを立てています。

また、生理は月ごとに繰り返されるため、その時の体調や心の状態によって、感じ方に変化が出やすいものでもあります。

生理前後や排卵の時期など、変化しやすいタイミングの前にケアを取り入れておくことで、少しずつ体が整いやすくなっていくように感じられる方もいらっしゃいます。

日々の食事やストレスとの付き合い方、体を無理なく動かすことも含めて、ご自身の体と向き合う時間を持っていただくことが大切だと感じています。

まずは、お腹の冷えを溜め込まないように意識していくことから始めてみるのもよいかと思います。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

生理痛/月経困難症について詳しくはこちら

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