「サッカーの練習過多によるシンスプリントでお悩みだった方」症例

膝 イラスト 男性 サッカー

シンスプリントでお悩みの方

症状

サッカーの練習でフットワークを多く使う日が続いたことで、脛に痛みを感じるようになったとのことでした。

練習後に痛みが出て、翌日には和らぐような状態が続いていたものの、ここ半年は安静時にも痛みを感じるようになり、整形外科で「シンスプリント」と診断を受けられたそうです。

1ヵ月間は練習を休み、その後再開されたものの再び痛みが出てしまい、不安を感じながら3ヵ月ほど経過されたとのことでした。

リハビリやアイシング、テーピングなどを続けてもなかなか変化が感じられず、当院にご相談いただきました。

シンスプリント以外でお悩みの症状

・冷え性

・腰痛

症状の経過と施術内容

大腿部から下腿にかけて筋肉の張りが強く、押すと圧痛がありました。

毎日ストレッチを続けていたとのことでしたが、関節の可動域は狭く、筋肉の柔軟性もあまり見られませんでした。

また、冷え性の傾向があり、全身の血行が滞りやすい状態だったため、練習による疲労が回復しきらず、つらい状態が続いていたと考えられます。

まずは内臓の働きを高めることで体全体の巡りを整え、自然な回復力が発揮されやすくなるように施術を行いました。

仰向けでは腹部、横向きでは背部に対して刺さない鍼で内臓の調整と全身の血流サポートを行い、下肢の筋肉と骨格のバランス調整を重点的に行いました。

その後も施術を継続し、ご本人には運動前後のケアやご自宅でのセルフケアも取り入れていただきました。

ご自身の取り組みとあわせて、次第に症状の訴えも少なくなっていき、現在は運動時の痛みを感じずに過ごせているとのことです。

今回の症例について

シンスプリントは慢性化しやすく、運動を休止しても痛みが取れない場合があるとされている症状の一つです。

筋肉の柔軟性だけでなく、体の回復力と日々の疲労のバランスが崩れることで、安静にしていても痛みがなかなか引かないと感じるケースもあります。

今回のケースでも、痛みが長く続いていたため、全身の状態を整えることを優先し、内側からの回復を促すような施術を行いました。

その後、経過とともに症状の訴えは落ち着き、セルフケアや日々の意識もあわせて取り組んでいただいたことで、再び運動に取り組みやすくなっている様子です。

スポーツ障害においては、痛みを取り除くことだけでなく、再発を防ぐためのケアを続けることも大切な視点といえます。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

シンスプリント/脛骨過労性骨膜炎について詳しくはこちら

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