「慢性蕁麻疹でお悩みだった方」症例

アトピー性皮膚炎 イラスト 男性

慢性蕁麻疹でお悩みの方

症状

半年前ごろから、肌にかゆみや発疹が出ることが増え、落ち着いたと思ったらまた出てしまう……ということを繰り返していたそうです。

皮膚科で診てもらった際には、お薬を処方され服用を続けていたものの、「なかなか変わらないな」と感じる日が続いていたとのことでした。

「このまま様子を見るだけでは不安だな」と思い、ご相談いただきました。

慢性蕁麻疹以外でお悩みの症状

・肩こり

・頭痛

症状の経過と施術内容

初めて来られたときは、腕やお腹に赤みを帯びた発疹が多く見られ、かゆみも強く出ているご様子でした。

飲み薬や塗り薬を使っていたものの、なかなか変化を感じにくい状態が続いていたそうです。

お腹に触れると全体的に張りがあり、とくに肝臓まわりに違和感があるとお話されており、脈の状態からも内臓に負担がかかっている印象がありました。

体の内側から整えることを意識し、全身の巡りと内臓のバランスを調整するような施術を進めていきました。

まずは、仰向けの状態でお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」をあて、内臓の働きをサポートしながら血流の巡りを整えるよう施術しました。

その後、横向きの姿勢で背中や肩まわりを中心に、筋肉と骨格のバランスを整える調整を加えました。

週に1回の施術を続ける中で、「かゆみが前より落ち着いてきた」「発疹が出る頻度がゆっくりになってきた気がする」といったお声をいただくようになりました。

その後は2週間に1回のペースに切り替え、さらに3ヵ月ほど経ったころには、「気になることがほとんどなくなった」と感じておられるようでした。

今回の症例について

いわゆる「慢性蕁麻疹」と呼ばれるような状態は、ストレスが影響すると言われることもありますが、
実際には、内臓の働きやバランスが深く関わっているケースも少なくありません。

今回の方も、お話を伺う中で肝臓まわりの負担や巡りの滞りが関係していた可能性があると感じられました。

人間ドックや各種の検査では異常が出ていなくても、体の中では“ちょっとした疲れ”や“見えない負担”が積み重なっていることがあります。

そうした小さなサインを見逃さず、からだ全体の巡りや内臓のバランスを整えていくことで、肌にあらわれる不調が少しずつ落ち着いていくきっかけにつながることもあります。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

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