50代男性 会社員 千葉県在住「胸郭出口症候群による首肩の痛みと腕の筋力低下でお悩みだった方」症例

女性腕 症状

患者

山本様 50代男性 会社員 千葉県在住

来院日

平成28年8月上旬

症状と問診

首肩の筋肉の硬直と腕の痺れと冷えを感じ、関節の可動域もかなり狭い。

病院で胸郭出口症候群と診断を受けてから病院と治療院でマッサージや電気治療、牽引などしてきたが効果はなく、筋力低下が出てきてしまい悪化してきてしまった。

ビリビリとしびれる様な痛みも出始め眠れなくなってしまったため「たなか鍼灸院」にLINEで予約し来院された。

既往歴

・肩こり

・片頭痛

・アトピー性皮膚炎

治療経過と施術内容

初診時、やはり肩甲骨周囲の硬結圧痛と首肩の筋肉の固さが顕著。

腕の可動域も狭く痺れがありビリビリしている。

腕の挙上は重さが出てきてしまうため1分も耐えられない状況

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

横臥位で当院オリジナルの「T&S療法」により首肩の筋肉と骨格を整え血流改善の調整を行った。

再度仰向けになり内臓の負担を取り除くために「リンパ調整法」を行った。

1週間後に2回目の施術を行うために来院。

週に1回の施術を繰り返し4ヵ月後には首肩の痛みがなくなり、腕の挙上もできるようになった。

考察

アトピー性皮膚炎という如何にも胸郭出口症候群と関係のない症状に思えますが、アトピー性皮膚炎は肝臓や消化器系と非常に関連し首肩の筋肉を防御反応によって固くさせ胸郭出口症候群を発症することがあります。

今回は典型的な症状で、アトピー性皮膚炎の治療も同時に行った結果アトピー性皮膚炎が改善されると同時に胸郭出口症候群の症状も緩和していった。

器質的部分はその部位に対して対症療法で改善はするがそれでも改善が見られない症状に関しては他の原因が根本に隠されているためそれを診つけ処置することが症状改善の第一歩となる症例であった。

胸郭出口症候群について詳しくはこちら

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