「頚肩腕症候群による腕の重怠さでお悩みだった方」症例

困る 女性イラスト

頚肩腕症候群でお悩みの方

症状

学生時代から肩のこりを感じやすく、それに伴う片頭痛も時々あったそうです。

就職後は事務作業が増えたこともあり、ここ数ヶ月は首や肩のこりに加えて、重だるさや痛みも感じるようになってきたとのことでした。

特に、首を動かしづらくなってきており、上を向くような動作もつらく感じる場面があるそうです。

長時間のキーボード作業も負担になっていて、手先の感覚が鈍くなったり、血の巡りが滞るような違和感を覚えることもあったそうです。

病院では「頚肩腕症候群」と診断され、さまざまなケアに取り組まれていましたが、なかなか変化を感じにくかったため、他の方法も探したいと思い、ご相談いただきました。

頚肩腕症候群以外でお悩みの症状

・首肩こり

・頭痛

・生理痛

症状の経過と施術内容

来られた際は、腕や手にしびれはないものの、首や肩のこりが非常に強く、過去にマッサージを受けた際にも「鉄板のようだね」と言われるほど筋肉が硬くなっていたとのことでした。

また、手の冷えを感じておられ、左右で皮膚の温度に差があるように感じる場面もあったそうです。

腕を挙げようとすると重だるさが出てしまい、長く挙げていられない状態とのことで、まずは全体のバランスを整えることを目的に施術を行いました。

仰向けの状態でお腹、横向きでは背中に「刺さない鍼」でアプローチし、内臓のバランスや全身の巡りに配慮したケアを行いました。

その後、横向きの姿勢のまま、首肩まわりの筋肉や骨格のバランスを整える施術を加えていきました。

その後も週に1回のペースで施術を続けるなかで、「首や肩の重さがあまり気にならなくなってきた」「しびれも前より感じにくくなった気がする」といったお声をいただくようになりました。

今回の症例について

今回のケースでは、見た目上の筋力の左右差や著しい低下はみられなかったものの、腕を上げると重だるさが出てしまい、手の冷えや神経に沿った違和感も気になるとのことでした。

そのため、施術ごとに脈診や腹診を丁寧に行い、体の内側の状態にも注意を払いながら進めていきました。

体全体のバランスをみていく中で、肝や胃のあたりに負担がかかっている傾向が見られたため、施術に加えて日常生活でも白湯を飲む習慣や、食事の内容を少し意識していただくようご提案しました。

そうしたケアを取り入れていくなかで、施術もより整いやすくなり、ご本人からも「体が楽になってきたように感じる」といったお声をいただきました。

筋肉をゆるめるだけでは変化が出にくいケースもあるため、内臓の状態や生活習慣にも目を向けながら、総合的にアプローチすることの大切さを改めて感じた症例でした。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

頚肩腕症候群について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

たなか鍼灸院