「突然できた痒疹でお悩みだった方」症例

不妊症 イラスト 妊婦

妊娠性痒疹でお悩みの方

症状

つわりが落ち着いてきた13週ごろから、突然、強い痒みをともなう湿疹が出はじめました。

なかなかおさまる気配がなく、不安に感じて皮膚科を受診したところ「妊娠性痒疹」と伝えられ、薬を処方されたものの、大きな変化は見られなかったそうです。

そのまま出産を迎えましたが、湿疹は消えず、産後も痒みが続く状態に。「このままずっとこの状態が続いたらどうしよう…」という思いから、ご相談いただきました。

妊娠性痒疹以外でお悩みの症状

・花粉症

症状の経過と施術内容

お越しいただいた時点で、腹部、腕、脚などに湿疹が広がっており、皮膚の赤みや痒みも強く出ていました。

腹部の触診や脈の状態からは、肝や腎のはたらきに負担がかかっている様子が見受けられたため、体の内側から整えていくことを目標に施術を進めていきました。

まずは仰向けの状態でお腹、そして横向きで背中に「刺さない鍼」を用いて、内臓の活動をゆるやかに引き出し、全身の血流を促すことを目的に調整を行いました。

1週間後には2回目の施術を実施。

その後も週に1回のペースで継続し、約6か月をかけて少しずつ変化が見られ、湿疹や赤みの症状も落ち着いていきました。

今回の症例について

痒みが強く、湿疹がぷつぷつと盛り上がってくることもあったため、ご自宅でもできる簡単なケア方法をお伝えしました。

毎日、根気よく続けていただけたことが少しずつ結果につながり、徐々に痒みや湿疹の出方に変化が見られるようになりました。

妊娠性の湿疹は、ホルモンバランスの変化が原因とされることが多く、出産後に落ち着く場合もありますが、必ずしもすべてがそうとは限りません。

今回のケースでは、ホルモンの影響だけではなく、内臓のはたらきに関係するサインが腹部や脈の状態から感じられたため、その部分の調整を重視して施術を進めていきました。

からだの内側を整えていく中で、少しずつ肌の状態にも変化があらわれ、緩やかに回復へと向かっていく経過となりました。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

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