「野球肘でお悩みだった方」症例

野球肘 イラスト 男性

野球肘でお悩みの方

症状

小学校の頃からずっと野球を続けてこられたそうです。

中学に進学してからも部活動で野球を続けていて、練習時間や投球数が増えるなかで、少しずつ肘の痛みを感じるようになったとのことでした。

本当は痛くても休みたくない。そんな気持ちで無理を重ねていたところ、投げるのもつらいほどの痛みに変わってしまったそうです。

整形外科では、レントゲンやMRIなどの検査を受けたうえで「野球肘」と伝えられたとお話しくださいました。

それからの4ヶ月間は、安静やアイシングに加え、マッサージや鍼なども取り入れてみたものの、まだボールを投げられる状態には戻らず
なんとか方法がないかとご相談いただきました。

野球肘以外でお悩みの症状

・肩こり

・捻挫

症状の経過と施術内容

腕から肩にかけての張りが強く、肘の内側や外側にも痛みが出ている状態でした。

肘のまわりを押すと強く反応があり、靭帯や筋肉、関節などの組織にまだ負担が残っている印象がありました。

関節や筋肉のバランスが整っていくまでには時間がかかることもあるため、まずは全身の巡りや内臓の働きを整えることを意識して施術を進めました。

はじめに、仰向けの姿勢でお腹、横向きで背中を中心に「刺さない鍼」を用い、内臓の働きが整いやすくなるように刺激を加えていきました。

その後、肩から腕にかけての筋肉や骨格のバランスをみながら、横向きで筋肉の動きを整えるような施術を行いました。

1週間ほどして再び来院され、2回目も同様の施術を継続しました。

その後は週に2回のペースで通っていただきながら、肘の状態について「違和感が軽くなってきた気がする」などの声をいただいています。

今回の症例について

これまでにも他の施術を受けてこられたそうですが、肘まわりへのアプローチがうまくかみ合っていなかったのか、首や肩の筋肉にまで強い張りが出てしまっていたとのことでした。

その結果、少し肘を使うだけでも炎症のような反応が出てしまい、スムーズな回復を妨げているような状態が続いていたように感じました。

週に2回のペースで施術を重ねながら、日々の生活でできるシンプルなケア方法もお伝えし、ご本人が毎日ていねいに続けてくださったことが、少しずつ良い方向に向かうきっかけになったように思います。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

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