10代男性 学生 品川区在住「野球肘でお悩みだった方」症例

野球肘 イラスト 男性

患者

橋本様 10代男性 学生 品川区在住

来院日

平成29年9月中旬

症状と問診

小学校から野球をしていて中学にあがってからも部活で野球を続けている。

部活の練習時間が増えて投球が多くなったせいか肘の痛みが出てきてしまった。

部活を休むことができない。休みたくないということで無理して続けていたら痛くて投げられなくなってしまった。

整形外科に受診しレントゲン検査、MRI検査をし「野球肘」と診断を受けた。

4か月間安静とアイシング、マッサージや鍼も試してきたがまだ復帰できるほど痛みが落ち着かないためインターネットで「たなか鍼灸院」を見つけ電話で予約して来院された。

既往歴

・肩こり

・捻挫

治療経過と施術内容

初診時、腕から肩にかけての張りが強く肘の内外に痛みが出ている。肘周囲を押すと激圧痛でまだまだ靭帯や筋肉、関節(軟骨組織)などの修復が不十分であることを示唆できる。

関節や靭帯、筋肉の修復には時間がかかるが、内臓の調整をし免疫力と自然治癒力を高めるように施術を行った。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

横臥位で当院オリジナルの「T&S療法」により肩腕の筋肉と骨格を整え血流改善の調整を行った。

再度仰向けになり内臓の負担を取り除くために「リンパ調整法」を行った。

1週間後に2回目の施術を行うために来院。

2回目の施術は同様に行い、特に「リンパ調整」を強めに行った。

週に2回の施術を繰り返し3ヵ月後には肘の痛みや違和感はなくなった。

考察

正直言いたくないが、今まで通ってきた治療院の施術があまりにもお粗末で4か月間テーピングやマッサージと意味のない鍼治療をされてきた結果、首肩などの筋肉の固さまで出てきてしまい肘の修復を進めるようにはされていなかった。

その結果少し肘を使った程度で炎症を起こし癒着を起こす悪循環に陥っていた。

週に2回の施術を繰り返しおこない、自宅でもできる簡単なケア方法を伝え毎日行ってくれたことが改善できた要因の一つであった。

 

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