50代女性 大田区在住「大人になってから突然の喘息でお悩みだった方」症例

患者

大野様 50代女性 大田区在住

来院日

平成27年6月下旬

症状と問診

初診時、咳き込みが酷くのどの痛みを訴えている。

ストレートネックもあることから首肩周囲の張りと凝りが異常に強く圧痛も強い、呼吸が浅く巻き肩になっている状態で息切れをすぐにしてしまう。

ハウスダストなどのアレルギーがあり、家の掃除は定期的にしているものの喘息の発作が出てしまう。

既往歴

・肩こり、首のコリ

・ストレートネック

治療経過と施術内容

初診時、背中の張りと首から肩にかけて強く圧痛があり、肺の機能低下による猫背も診られている。

内臓の調整をし免疫力と自然治癒力を高めるように施術を行った。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

横臥位で当院オリジナルの「T&S療法」により首肩の筋肉と骨格を整え血流改善の調整と肺の機能向上を行った。

1週間後に2回目の施術を行うために来院。

週に1回の施術を繰り返し、運動と自宅でのケア方法を伝え7ヵ月後には喘息の発作は出なくなった。

現在も引き続き体のメンテナンスをしているが1度も発作症状は出ていない。

考察

喘息患者を診て思うことは、ほとんどの場合「猫背」や「巻き肩」など姿勢が悪いこと。

特に背部や首肩のコリや張りが顕著で押すと強い痛みが出ることが非常に多い。

今回の場合も同様で、ストレートネックの影響もあるものの姿勢の悪さ、首から肩、背中にかけての張りが強い。

喘息発作はアレルギーにより誘発されることが多いため、アレルギー要素を出来る限り減らす方法をとっても改善できない場合も多い。

その場合は、肺の機能向上と体質改善の治療を行うことで喘息発作は出にくくなる症状です。

先ずは内臓の機能を高めること。これが必要不可欠ですね。

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