「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)でお悩みだった方」症例

テニス肘 イラスト

テニス肘でお悩みの方

症状

部活でテニスを続けている中、半年前にバックハンドの練習をしてから肘に違和感が出始め、ここ数か月で痛みを感じるようになったそうです。

整形外科を受診された際に「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」と伝えられたとのことでした。

その後は安静を心がけながら、アイシングやストレッチなども取り入れていたそうですが、なかなか痛みが落ち着かず、ご相談いただきました。

テニス肘以外でお悩みの症状

・肩こり

・花粉症・鼻炎

症状経過と施術内容

前腕部の張りがかなり強く、ストレッチを毎日続けていたとは思えないような筋肉のかたさが見られました。

肘まわりの関節にもかたさがあり、肘、手首、肩の動きが全体的に制限されている印象がありました。

押したときに敏感に反応する部分もあり、肘のまわりには広い範囲で筋肉の緊張が見られました。

関節や筋肉の回復には、消化器系のはたらきが関わっていることもあるため、今回は内臓のバランスを整えながら、からだ全体の巡りを促すような施術を行いました。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」を用いて、内臓のはたらきが整いやすくなるようやさしい刺激を加えました。

その後、肩から腕にかけての筋肉や骨格のバランスを整えるため、横向きでの調整を行いました。

再び仰向けになり、内臓への負担を軽くし、全身の巡りを整える施術も加えました。

1週間ほどして2回目の施術に来られ、このときも同様の流れで進め、特に巡りを意識した調整を丁寧に行いました。

その後は週に1回のペースで通っていただき、ご本人からは「以前より肘の違和感が減ってきた」「動かすときのこわばりが軽くなってきた気がする」といったお声もいただいています。

今回の症例について

テニス肘は、手首や指を伸ばすときに使う筋肉に負担がかかることで起こりやすく、使いすぎ(オーバーユース)が背景にあると考えられています。

基本的には、無理をせず安静に過ごすことで、炎症のような状態が落ち着き、違和感が軽くなってくるケースもあります。

ただ、状態が長引いたり、うまくケアできないまま過ごしてしまうと、回復しづらい状態が続いてしまい、痛みや違和感がなかなか取れにくいと感じる方もいらっしゃいます。

今回のケースでは、よく見られるタイプの状態であったことから、内臓のバランスを整えながらからだ全体の巡りを促す施術を行っていきました。

日常生活での姿勢やセルフケアも意識していただく中で、少しずつ動かしやすさやラクさを感じられるようになったケースです。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)について詳しくはこちら

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