「体温が低く食欲不振でお悩みだった方」症例

イラスト 寒い 女性

冷え症でお悩みの方

症状

昔から平熱が低く、体温が35℃台前半の日が多かったそうです。

その影響か、あまりお腹が空かず、小食が続いているとのことでした。

運動もほとんどできておらず、「やろうと思っても気力が出ない」「動くと気分が悪くなってしまう」といったお悩みもあり、思うように身体を動かせない状態が続いていたようです。

病院での検査では特に目立った異常はなかったものの、体のつらさや冷えなどがなかなか改善されず、漢方薬なども試されたそうですが変化を感じにくかったとのことでした。

日々の不調をどうにかしたいと考え、ご相談いただきました。

冷え症以外でお悩みの症状

・食欲不振

・肩こり

・不眠症

症状の経過と施術内容

はじめてお越しになった際は、皮膚の温度がかなり低く、顔色も青白い状態でした。

全体的に皮膚のハリが弱く、声にも力がなく、食事もあまり喉を通らないような様子が見受けられました。

まずは、体の冷えに着目し、内臓の働きを高めることを目的に、食欲や眠りにまつわる不調にも配慮しながら施術の方針を立てていきました。

仰向けの状態でお腹を中心に、横向きでは背中に対して「刺さない鍼」を使ったアプローチを行い、内臓の巡りが整いやすいように働きかけました。

その後、横向きの姿勢で全身の筋肉と骨格のバランスを整えるような調整を行いました。

以後も週に1回のペースで施術を継続するなかで、体の冷えに関してもご本人から「少しずつ気にならなくなってきた」といったお声をいただくようになりました。

今回の症例について

今回のケースでは、単なる冷えの問題というよりも、内臓の働きが弱まったことにより、食欲不振や眠りの浅さが続き、心身ともに疲れが蓄積していたように感じられました。

特に「食べたい気持ちはあるのに食べられない」という状況が、ご本人にとって最もつらかったとのことでした。

そこで、内臓のめぐりや働きを整えることを意識しながら、心身の緊張やストレスにも配慮した施術を続けていきました。

少しずつ食欲が戻ってきたことで、「気持ちが軽くなった」「寝つきも良くなった気がする」といった変化を感じていただけるようになりました。

その後、身体の冷えも以前ほど気にならなくなり、今では軽い運動も無理なく続けられるようになったそうです。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

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