40代女性 会社員 港区在住「胸郭出口症候群による痺れと痛みでお悩みだった方」症例

困る 女性イラスト

患者

吉田様 40代女性 会社員 港区在住

来院日

平成28年8月上旬

症状と問診

3年前に胸郭出口症候群と診断を受けた。

腕を上に挙げていられず痺れや肩甲骨周囲の痛みが出てきてしまう。

病院では筋力低下もあると言われてリハビリも受けているが特に症状の変化はない。

ビリビリと痺れる感じが強くなり仕事でパソコンを使うため非常に辛くなってきてしまったため「たなか鍼灸院」へ電話で予約し来院された。

既往歴

・肩こり

・首の痛み

・子宮筋腫

・片頭痛

治療経過と施術内容

初診時、肩甲骨周囲の痛みが強く張りもかなりある。

腕に痺れと、腕の挙上は数秒で耐えられず下ろしてしまう。

筋力低下は左右差が顕著で病院でのリハビリ効果はない様子。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

横臥位で当院オリジナルの「T&S療法」により首肩の筋肉と骨格を整え血流改善の調整を行った。

再度仰向けになり内臓の負担を取り除くために「リンパ調整法」を行った。

1週間後に2回目の施術を行うために来院。

週に1回の施術を繰り返し7ヵ月後には首肩の痛みがなくなり、腕の挙上もできるようになった。

考察

胸郭出口症候群は頚肩腕症候群と似た部分があり、内臓性の負担・子宮の圧迫などによる防御反応により首肩周囲の筋肉が硬直してしまうため血管や神経を圧迫してしまう傾向にある。

今回は典型的な症状で内臓性の問題があり筋腫の治療を同時に行った結果症状の改善ができた。

痛みのある部位は上半身だが大腿部など下肢にまで派生することもあるため全身的に、総合的な判断が求められる疾患の一つである。

胸郭出口症候群について詳しくはこちら

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