「頸椎椎間板ヘルニアで首の痛みと腕の痺れでお悩みだった方」症例

肩こり 女性 イラスト

頚椎椎間板ヘルニアでお悩みの方

症状

これまで長年立ち仕事をされていた方でしたが、転職を機に事務作業が中心のデスクワークへと変わってから、首や肩のこり・痛みを感じるようになったそうです。

学生時代から肩こりや寝違えを起こしやすい体質ではあったとのことですが、今回のようなつらさは初めてだったそうです。

パソコン業務が中心の中、しばらくすると手にしびれが出るようになり、心配になって病院を受診。

医師からは「頚椎椎間板ヘルニアですね。首の牽引やストレッチをして様子を見てください」と伝えられ、マッサージや電気治療、牽引などに取り組んでみたものの、ご本人としてはあまり変化を感じられなかったとのことでした。

次第に首のつらさや手のしびれを感じる時間が増えてきたことから、「このままだと日常生活に支障が出てしまうかも」と不安が強まり、ご相談いただきました。

頚椎椎間板ヘルニア以外でお悩みの症状

・肩こり

・生理痛

・足首の捻挫(学生の時にバスケで負傷)

・片頭痛

症状の経過と施術内容

来られた際は、手のしびれが強く、ペンを握る力が入りづらくなっており、筆圧もかなり弱くなっているとのことでした。

首の痛みが強いため仰向けで寝ることが難しく、施術は横向きの姿勢でゆっくりと行うことからスタートしました。

はじめに、お腹と背中に「刺さない鍼」を使用し、内臓の働きや体全体の巡りに配慮しながら施術を進めていきました。

その後、首や肩まわりの筋肉や骨格のバランスを整える施術を行い、負担がかかりすぎないよう、やさしく調整を加えていきました。

週に2回のペースで施術を継続する中で、「首の痛みはだいぶ和らいできたように感じる」といったご感想をいただくようになり、日常生活の中でも少しずつ動きが楽になってきた様子でした。

その後は週1回の施術に切り替え、続けていく中で「手のしびれもあまり気にならない日が増えてきた」といった声をいただくようになりました。

今回の症例について

頚椎椎間板ヘルニアについては、他の症例でも触れましたが、一般的には加齢や姿勢の問題などで椎間板が飛び出し、神経に触れることで痛みやしびれが出ると説明されることが多い症状です。

ただ、実際には「飛び出している=痛い」とは限らず、画像上はヘルニアがあっても痛みやしびれをまったく感じない方もいます。

このことから、痛みや不快感の出現には「神経への圧迫」以外にも、生活習慣や環境的な要因が関係しているのではないかと考えられています。

たとえば、スマホ操作のしすぎやストレス、睡眠不足、食生活の乱れなど、日常のちょっとした習慣がきっかけとなり、症状が出やすくなるケースもあると感じています。

一時的に症状が軽減しても、こうした生活のリズムが整わないままであれば、再び同じような不調を繰り返しやすくなる傾向もあるため、日々のセルフケアや体の使い方を見直していくことが、予防のうえでも大切なポイントだと思います。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

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