「花粉症によるクシャミと鼻詰まりでお悩みだった方」症例

花粉症 イラスト

花粉症でお悩みの方

症状

昔から、季節の変わり目や春先などになると、鼻のムズムズ感やくしゃみなどに悩まされることが多く、
市販や病院で処方されたアレルギーのお薬を続けて飲んでいたそうです。

ただ、ここ最近は「効きにくくなってきたかも」と感じることが増えてきて、
鼻詰まりやくしゃみが夜中にも出るようになり、眠れない日も多くなってきたとのことでした。

寝不足が続くことで、日中も集中しづらい感じがあり、
「このまま春を迎えるのがちょっと不安だな…」というお気持ちが強くなってきたようです。

また最近では、皮膚にかゆみが出てきたり、
塗り薬を使い続けることにも少し戸惑いを感じるようになっていたとのことでした。

花粉症以外でお悩みの症状

・腰痛

・頭痛

症状の経過と施術内容

初めて来られたときは、鼻づまりやくしゃみがひどく、息がしづらくなることもあったそうです。

また、顔まわりにはぽつぽつとしたかゆみのある湿疹も見られ、
お身体全体に触れてみると、体温がとても低く、ひんやりした印象がありました。

このような体の冷えが続くと、アレルギー反応も強く出やすくなることがあるため、
体の巡りを整え、内側から温めることを意識した施術を行っていきました。

まずは、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」をあてて、
内臓の働きをサポートしながら、全身の血流を促すようにアプローチしました。

その後、横向きの姿勢で肩まわりや背中の筋肉をゆるめ、姿勢のバランスも整える調整を行いました。

週に1回の施術を続けていく中で、鼻の通りや皮膚のかゆみが少しずつ落ち着いてきたとお話されるようになりました。

その後は、2週間に1回のペースに切り替え、
季節の変わり目でも大きな不調が出にくくなったと感じておられるようでした。

今回の症例について

花粉症といえば「アレルギー反応」として知られていますが、
実は体の冷えや内臓のバランスの乱れが関わってくることも少なくありません。

体が冷えた状態が続くと、めぐりが滞りやすくなったり、
体を守る力(いわゆる免疫)がうまく働きにくくなることで、
外からの刺激に敏感に反応しやすくなると考えられています。

そうした背景がある場合には、
まず体の冷えをやわらげて、内側から整えることが大切な視点になります。

今回のケースでも、冷えやアレルギーの反応をやさしく和らげるような施術を行いましたが、
あわせて、胃腸など内臓の働きやお腹の状態にも着目して進めていきました。

アレルギーといっても、原因はひとつとは限らず、
その方の体質や生活環境、日々の状態によって、さまざまな要素が関わっていることがあります。

だからこそ、目の前の症状だけにとらわれず、
からだ全体を丁寧に見つめながら調整を進めていくことが、とても大切だと感じています。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

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