「慢性蕁麻疹による痒みでお悩みだった方」症例

アトピー性皮膚炎 イラスト 男性

慢性蕁麻疹でお悩みの方

症状

ある日突然、皮膚にかゆみをともなう発疹があらわれ、「そのうち治るだろう」と様子を見ていたところ、数日後には落ち着いたため少し安心されたそうです。

ところが、その後また同じような症状が出てきて、1日のうちに何度か出たり引いたりを繰り返すようになり、寝る直前にあらわれることもあって、不安やストレスを感じるようになっていったとのことでした。

「このまま様子を見続けるだけでは不安だな」と思い、ご相談いただきました。

慢性蕁麻疹以外でお悩みの症状

・ストレートネック

・腰痛

症状の経過と施術内容

初めて来られたときは、お腹・腕・すねのあたりに発疹が見られ、かゆみが強く、ひっかいた跡も複数残っていました。

おなかに冷えを感じることがあり、便秘と下痢を繰り返してしまうなど、お腹の調子が不安定になりやすい日が続いていたとのことでした。

内臓のバランスが皮膚の反応に関係している可能性もあると考え、全身の巡りを整えるような施術を行いました。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」を用いて、内臓にかかる負担をやわらげるように刺激を加え、全身の血の巡りを整えていきました。

その後、横向きの姿勢で背中まわりの筋肉と骨格を調整し、体全体がリラックスしやすくなるような施術を加えました。

週に1回の施術を続ける中で、「かゆみが少し落ち着いてきた」「発疹が出る間隔が空いてきたように感じる」といったお声をいただきました。

その後は2週間に1回のペースに切り替え、施術を継続していくうちに、発疹が出る頻度もさらに少なくなっていったとのことです。

現在は、月に1度のペースで体調を整える目的で通っていただいており、落ち着いた状態が続いています。

今回の症例について

今回は、お腹の調子が不安定になりやすい状態も続いていたことから、胃腸の働きが関係していた可能性があると感じました。

また、内臓の巡りを整える際には、肝臓のはたらきにも着目しながら施術を進めていきました。

お身体に触れるだけでなく、お話を伺う中で、日々の仕事で強いストレスを抱えておられたこともわかり、少しでも安心してもらえるように、時間をかけて気持ちにも寄り添うよう心がけました。

こうした内と外のバランスを意識したアプローチを通して、体調の変化があらわれてきたように感じられました。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

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