


東京都品川区南大井、大森で【開業10年】たなか鍼灸院
痛み、痺れ、コリ、胃腸やアレルギーを改善へ!
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妊娠が分かってから、最初のころは強い眠気が続いていたものの、
吐き気はそれほど気にならない日が多かったそうです。
ところが、10週ごろを過ぎたあたりから急に吐き気が強くなり、
ごはんのにおいをかぐのもつらくなって、食事がほとんど摂れない状態に。
お水はなんとか飲めていたものの、
「このまま飲めなくなったらどうしよう…」と不安な気持ちが強くなり、
ご主人もとても心配されていたとのことでした。
・ストレートネック
・腰痛
初めて来られたときは、お腹がふわっと張っている感覚があるものの、
触れると「気持ちがよくて、少し吐き気がやわらぐ気がする」とお話されていました。
体の中心が冷えていて、全体的にめぐりが弱くなっている印象があり、
この冷えが体調の不安定さと関係している可能性があると考え、
からだを内側から温めていくような施術を中心に行っていきました。
まずは、横向きの姿勢でお腹と背中に「刺さない鍼」をあて、
内臓の働きをゆるやかにサポートしながら、全身の血流を促すように整えていきました。
続いて、肩・背中まわりの筋肉をやさしく緩めながら、
体のリズムを整えるような調整を加え、冷えを和らげていくアプローチを行いました。
週に2回のペースで施術を続けていく中で、
「前より吐き気が落ち着いてきた気がする」と感じる日が増え、
1か月ほど経った頃には「日常生活の中で気にならない時間が増えた」とのお声をいただきました。
ほかの症例でも触れましたが、
妊娠中は赤ちゃんが安心して育っていけるように、子宮にしっかりと血液(熱)が送られる必要があります。
ところが、体が冷えていると血のめぐりがスムーズにいかず、
そのような状態で食事をすると、消化に使われるはずの血液が不足してしまい、
結果として吐き気が出てしまう…ということもあるようです。
今回も、全身の冷えが背景にあったことで、つわりのような症状に関係していた可能性がありました。
そのため、体の冷えをやわらげることを意識して、
内側から温めるようなアプローチを重ねていったところ、
少しずつ「吐き気が落ち着いてきたように感じる」とお話されるようになりました。
妊娠中は、からだの変化にとても敏感になりやすい時期。
食事や服装など、できる範囲で「体を冷やさないようにする」ことを意識しておくと、日々の不調や不安をやわらげる一つの要素になると考えています。
※施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。
※当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。