「腰椎椎間板ヘルニアで足の痺れと腰の痛みでお悩みだった方」症例

腰痛 イラスト

腰椎椎間板ヘルニアでお悩みの方

症状

学生時代にバスケットボール部に所属されていた頃から腰の痛みを感じるようになり、病院を受診したところ「腰椎椎間板ヘルニアですね」と診断を受けたそうです。

その後は、運動や筋トレを取り入れながら、ご自身でケアをしつつ痛みとうまく付き合ってこられました。

しかし、就職・結婚・出産とライフスタイルが変化するなかで、腰の痛みが次第に強まってきたため、再び病院を受診。

その際には「以前よりも神経の圧迫が強くなっています。場合によっては手術が必要かもしれません」と伝えられ、不安な気持ちが強くなったとお話しくださいました。

治療院にも通ってみたものの、なかなか変化を感じられなかったことや、小さなお子さまと一緒に通える場所が限られていたことから、途中で通院を控えるようになってしまったそうです。

腰椎椎間板ヘルニア以外でお悩みの症状

・肩こり

・生理痛

・アトピー性皮膚炎

症状の経過と施術内容

来られた際は、腰の痛みと足のしびれが強く、足を少し引きずるように歩かれていました。

子育て中ということもあり、お子さまを抱っこする機会が多く、腰への負担が積み重なっていたとのことです。

施術では、まず仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」でアプローチし、内臓の働きや体の巡りに配慮したやさしいケアを行いました。

その後、腰と下肢の筋肉や骨格のバランスを整えるような施術を重ね、負担がかかりすぎないように全体を調整していきました。

週に2回のペースで施術を続ける中で、「腰の痛みがだいぶ軽くなってきたように感じる」といったお声をいただくようになりましたが、しびれは引き続き感じられる日もあり、特にお子さまを抱っこする場面で強まることがあったそうです。

その後も週1回のペースで施術を継続するなかで、「しびれも以前より気にならない日が増えてきた」と感じていただけるようになり、動きやすさや安心感も少しずつ戻ってきた様子でした。

今回の症例について

子育て中の腰の痛みは、ただでさえ大きな負担ですが、そこにしびれまで加わると「どうしていいかわからない」と感じてしまう方も少なくありません。

さらに、「赤ちゃんを連れて治療院に行っても大丈夫かな」「もし泣いてしまったら周りに迷惑をかけてしまうかも…」といった不安があると、安心して施術を受けること自体が難しく感じられるようです。

そうした不安や緊張感がある状態では、体もなかなか整いにくくなってしまうことがあり、心と体の両方が落ち着ける環境がとても大切だと感じています。

私は鍼灸院としても、施術の内容だけでなく、「安心して過ごせる空間づくり」や「小さなお子さまと一緒でも気兼ねなく通っていただける配慮」を大切にしており、今回のケースでもそうした環境が、施術を続けやすくする助けになったように思います。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

腰椎椎間板ヘルニアについて詳しくはこちら

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