「月経過多による貧血と身体の倦怠感でお悩みだった方」症例

月経過多でお悩みの方

症状

40代に入ってから、生理の回数や経血量が増えてきた影響か、貧血による眩暈の症状がみられるようになりました。

更年期ではないかと心配になり病院を受診されたところ、更年期に差し掛かってはいるが、月経過多と月経不順の状態と伝えられたとのことでした。

薬の服用を続けていたものの、眩暈や倦怠感などの症状はなかなか落ち着かず、日常生活にも負担を感じている様子でした。

出社時には息切れが強くなることがあり、通勤がつらいと感じる場面も多くなっていたとのことです。

月経過多以外でお悩みの症状

・冷え性

症状の経過と施術内容

東洋医学では、月経過多の背景にホルモンバランスの乱れや内臓機能の低下、体の冷えが関わっていると考えられています。

お身体の状態に合わせて、子宮と内臓のバランスを整え、免疫力や自然な回復力を高めていくことを目的に施術を行いました。

初回の施術後には、起き上がりやすくなる感覚や全身の軽さを感じていただけた様子でしたが、3日ほどは状態が安定していたものの、4日目以降に倦怠感が再び出てきたとのことでした。

その後は、週に1回〜10日に1回のペースで施術を継続し、日常生活では運動やご自宅でのケア方法にも取り組んでいただきました。

徐々に生理の頻度や経血量が整ってきて、貧血症状や眩暈もやわらぎ、体の冷えも感じにくくなってきています。

今回の症例について

月経過多は更年期に重なる時期に起こることも多く、区別がつきにくいために放置されてしまうケースも見られます。

しかし、症状が進行することで日常生活に支障が出ることもあるため、早い段階で病院を受診し、医師の判断を仰ぐことが大切です。

今回のケースでは、東洋医学的にみると「身体の冷え」が顕著にみられました。

内臓の働きを整え、冷えをやわらげていくことで、月経過多にともなう不調が少しずつ落ち着いていく様子がみられました。

月経過多といっても症状の現れ方や程度は個人差が大きく、それに応じて施術の内容や進め方も異なってきます。

お悩みの方は、まず医療機関での判断を受けながら、鍼灸によるアプローチを補助的な視点として取り入れてみるのも一つの方法です。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

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