40代女性 品川区在住「月経過多による貧血と身体の倦怠感でお悩みだった方」症例

患者

井上様 40代女性 品川区在住

来院日

平成28年2月上旬

症状と問診

40代になり、突然生理の回数や経血量が増えてたせいか、貧血による眩暈が出てきてしまった。

更年期かと思い病院で診てもらったら更年期には差し掛かっているが月経過多と不順のようだ。と言われた。

薬の服用をしていたが、眩暈や倦怠感など症状が全体的に改善されず困っている。

出社するときに息が切れてしまう事も屡々あり通勤が辛くて大変。

 

既往歴 その他にお悩みの症状

・冷え性

治療経過と施術内容

【初診時】

子宮と内臓の調整をすることをメインに免疫力と自然治癒力を高め、月経過多の原因であるホルモンバランスの調整と体の冷えを取り除く施術をおこなった。

施術後はスッと起き上がれるようになり体が全体的にスッキリした感じが出た。

1週間後に2回目の施術を行うために来院。前回の施術後、3日程は身体の軽さがあったものの4日目の朝は倦怠感が出てきて辛くなってしまった。

週に1回~10日に1回の施術を繰り返し、運動と自宅でのケア方法を伝え10か月後には症状は落ち着き生理の回数や経血量は以前の通常の状態に戻った。

貧血症状、眩暈も楽になり身体の冷えも感じにくくなった。

考察

月経過多と更年期との区別がつきにくく放っておいてしまう方もいらっしゃいますが、症状が悪化してしまうことがありますので早期に病院へ受診し判断を仰ぐことが必要です。

今回の場合、東洋医学的に診ると「身体の冷え」が顕著にみられました。冷えを取り除くように内臓の機能を高めていくと月経過多による症状が徐々に改善されていきました。

また、月経過多は全てが一致するわけではありませんが、症状の出方や重さによっても施術の方法が変わってきます。

月経過多でお悩みの方は病院へ受診し医師の判断を仰ぎながら鍼灸治療で症状の改善・緩和を促す一つの要素として考えるようにしてください。

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