40代女性 会社員 世田谷区在住「腰椎椎間板ヘルニアによる腰痛でお悩みだった方」症例 

腰痛 イラスト

患者

新藤様 40代女性 会社員 世田谷区在住

来院日

平成30年10月下旬

症状と問診

5年前に仕事で荷物の運搬をすることがありその作業中に腰に激痛が走り、その時は動けなくなった。

救急車で病院へ行き検査の結果「腰椎椎間板ヘルニア」と診断をされ痛み止めと腰の牽引を行っていた。

それ以降痛み止めと整骨院や鍼灸院などで治療を受けてきたが全くよくならず足に痺れも出てしまい「坐骨神経痛」にも悩まされるようになってしまった。

電車通勤のため満員電車での押し合いや電車の揺れで腰が痛くなってしまい、仕事の運搬作業にも影響してしまうためインターネットで自分と同じような症状で悩まれている方の口コミを診て「たなか鍼灸院」に相談し来院された。

既往歴

・腰椎椎間板ヘルニア

・坐骨神経痛

・頭痛

・足のむくみ

・生理痛

・子宮内膜症

治療経過と施術内容

初診時、坐骨神経痛による足腰の痛みで足を引きずって来院された。

腰部の筋肉を押すとビクッと痛みが走り皮膚に触れた程度でも痛みを感じるほど症状の重度さを感じる。

ヘルニアの影響もあってか下肢の冷えが強くその影響もあって浮腫みがかなり強い。

また、足に汗をかきやすい体質のようで特に下半身の冷えを抱え込みやすい状況であった。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

横臥位で当院オリジナルの「T&S療法」により腰の筋肉と骨格を整え血流改善と子宮の調整を行った。

再度仰向けになり足の骨格矯正を行った。

3日後に2回目の治療をおこない、まだ神経痛と腰の痛みはあるが3割程度痛みは減った。

週に2回の施術を繰り返し生理痛は気にならなくなった。

15回目の治療では神経痛もなくなり腰の痛みを感じることもなくなり仕事の運搬作業が通常にこなせるようになった。

考察

腰椎椎間板ヘルニアであっても神経痛や腰痛からの解放はできます。

しかし、足のむくみや生理痛等婦人科症状に関わる要因からこういった腰痛にも派生していくことがあります。

「腰」にだけ焦点を当てて施術をしていたら今回の症状のケースでは改善は難しかったでしょう。

どんな症状でも局所だけでなく全体的な体のメッセージを見逃さず処置をしていくことの大切さを知るいい機会でもあった。

腰椎椎間板ヘルニアについて詳しくはこちら

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