「胃潰瘍による胃の痛みと吐き気でお悩みだった方」症例

胃潰瘍でお悩みの方

症状

以前に胃潰瘍と診断され、病院で治療を受けて状態が落ち着いたことがある方のお話です。

その後も時折、胃の痛みや吐き気を感じることがあり、不調が続いているとのことでご相談をいただきました。

病院では2ヶ月ほど前に再び潰瘍の所見があり、「治りかけている」と伝えられたそうですが、痛みが残っており、食欲が出ない日があることにも悩まれていました。

また、背中の張りや腰の重さを感じており、背部を触れると圧痛と硬さがありました。

背中を押さえると胃のあたりに響くような感覚が出ることもあり、体全体が緊張している印象がありました。

胃潰瘍以外でお悩みの症状

・腰痛/腰の痛み

・高血圧

症状の経過と施術内容

腰に張りがあり、押さえると強く痛みを感じる箇所もありました。

吐き気や胃のもたれ感もあり、胃のあたりを軽く押さえると不快感や痛みが出る状態でした。

消化器のはたらきに注目しながら、内臓のバランスを整えていくように施術を進めていきました。

また、首から背中、腰にかけての筋肉や骨格のこわばりを緩めながら、体全体の巡りを整えることで、胃まわりの不調にもつながる緊張をやわらげるように意識しました。

その後、1週間後に2回目の施術を行うために来院されました。

週に1回のペースで通っていただきながら、体の状態に合わせた運動や、ご自宅での食事・セルフケアの方法についてもお伝えしています。

継続していく中で、「胸やけや胃の重たさを感じる日が減ってきた」とのお話もあり、以前よりも胃の痛みを気にせず過ごせるようになったと感じられる日が増えてきたようでした。

今回の症例について

胃潰瘍は、ヘリコバクター・ピロリ菌の影響が関わっていることも多い一方で、過度なストレスが背景にある場合も少なくありません。

肩こりや腰の重さなどを感じている方の中には、日々の仕事の疲れや人間関係など、職場でのストレスを抱えている方も多くいらっしゃいます。

そのような方が増えてきているように感じられるのも、現代ならではの傾向かもしれません。

ストレスをためすぎないようにすることや、適度に体を動かすなど、日頃から自分なりの発散方法を見つけていくことがとても大切です。

胃潰瘍とは、胃の粘膜が傷つき、胃壁に負担がかかってしまっている状態を指すことが多いと言われています。

こうした状態に対しては、まずは体を休めながら胃のはたらきを整えていくことが大切で、焦らずじっくりと取り組んでいくことが望ましいと考えられます。

胃や腸に負担をかけにくい生活習慣を整えていくことを、一緒に考えていくことも大切な視点のひとつです。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

胃潰瘍について詳しくはこちら

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