「脊柱管狭窄症による歩行困難でお悩みだった方」症例

腰痛 腰椎椎間板ヘルニア

脊柱菅狭窄症でお悩みの方

症状

10年ほど前から「変形性膝関節症」と診断され、病院に通いながらケアを続けてこられたそうです。

最近では、長く歩くと足にだるさが出たり、途中で立ち止まりたくなる場面が増えてきたため、いつもの整形外科で診てもらったところ、「脊柱管狭窄症による間欠性跛行も出ています」と伝えられたとのことでした。

それからは腰を温めたり、マッサージなどのケアを受けてこられましたが、ご本人としてはなかなか変化を感じにくく、整骨院や鍼灸院にもいくつか通ってみたものの、思うような結果にはつながらなかったそうです。

脊柱菅狭窄症以外でお悩みの症状

・変形性膝関節症

・肩こり

症状の経過と施術内容

来られた際は、足に力が入りづらく、ご本人も足を少し引きずるような歩き方で、奥さまと一緒にゆっくりと来院されました。

腰痛そのものはそこまで強くないとのことでしたが、長時間立っていられないため、近くのスーパーまでの買い物も休み休みでないと歩けず、日常生活に不安を感じる場面が増えていたそうです。

施術では、まず仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」でのアプローチを行い、内臓の働きや全身の巡りに配慮したケアを行いました。

その後、腰と下肢の筋肉や骨格のバランスを整えるような施術を丁寧に重ね、姿勢や動作が少しでも楽になることを目指しました。

週に2回のペースで施術を続けるなかで、「足の重さが前より軽くなってきたような気がする」「歩きやすいときがある」といったご感想をいただくようになり、徐々に動きにも前向きな変化が見られるようになりました。

現在は月に2回の施術を続けながら、「以前のような不安感はかなり落ち着いてきた」といったお声をいただいています。

今回の症例について

今回の脊柱管狭窄症のケースでは、腰や下肢の筋肉には強い緊張があり、関節や筋肉の柔軟性が失われている様子もみられたため、ご自宅では毎日ストレッチを続けていただくようにお伝えし、積極的に取り組んでいただきました。

施術では内臓のバランスにも注目しながら、筋肉の緊張をやわらげることを目的とした調整を重ねていきました。

特に、脊柱管狭窄症のように筋肉のこわばりが起こりやすいケースでは、日々固くなりやすい筋肉をこまめにゆるめることが、全体のバランスを整えるうえで役立つと感じています。

今回は、日々のセルフケアにも丁寧に取り組んでくださったことが、体の状態を整えやすくするうえで大きな助けになったように感じました。

脊柱管狭窄症でお悩みの方は、体の巡りや柔軟性に目を向けながら、ご自身のペースで少しずつ取り組まれることが、良い方向へのきっかけになることもあると感じています。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

脊柱管狭窄症について詳しくはこちら

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