「バスケの練習過多によるシンスプリントでお悩みだった方」症例

バスケ 女性 レイアップ イラスト

シンスプリントでお悩みの方

症状

バスケットボールの練習でダッシュを繰り返すことが多く、1年ほど前からすねの内側に痛みを感じるようになったそうです。

整形外科にて検査を受け、「シンスプリント」と診断されたとのことで、その後は整骨院でのケアを受けながら、ご自身でもアイシングやストレッチを継続されてきたそうです。

しかし、なかなか痛みの軽減が感じられず、ご相談いただきました。

シンスプリント以外でお悩みの症状

・捻挫

・片頭痛・偏頭痛

症状の経過と施術内容

下肢全体に張りがあり、大腿部から前脛骨筋、ふくらはぎにかけて硬さや圧痛が確認されました。

筋肉や靭帯への負担が蓄積している状態で、体の回復がうまく追いつかず、痛みが続いている様子でした。

関節や筋肉の修復には一定の時間がかかるため、まずは内臓のバランスを整え、全身の巡りや自然な回復力を引き出すことを目的に施術を行いました。

初回は仰向けで腹部、横向きで背部に刺さない鍼を用いて内臓の調整を行い、巡りを促しました。

続けて、下肢の筋肉と骨格のバランスを整える施術を行い、身体全体の使い方に偏りが出ないよう調整しました。

再度仰向けになった状態で、お腹まわりの張りや緊張を緩める施術も加え、内臓への負担軽減を図りました。

その後も施術を継続し、ご自宅でのケアや身体の使い方の工夫を取り入れていただいたことで、脛の痛みは気にならなくなったとのことです。

今回の症例について

慢性的なシンスプリントは、状態によっては回復に時間がかかることもあり、初期段階での対応が重要になるケースも少なくありません。

特に、症状が長く続いている場合には、局所的な対処だけではなく、全身のバランスを整え、巡りや自然な回復力を高めることを重視した施術が役立つことがあります。

今回も、そうした点に焦点を当てて施術を進めたことで、変化を感じていただけたようでした。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

シンスプリント/脛骨過労性骨膜炎について詳しくはこちら

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