10代男性 学生 大田区在住「野球肩でお悩みだった方」症例

野球肘 イラスト 男性

患者

武田様 10代男性 学生 大田区在住

来院日

平成28年5月中旬

症状と問診

投球練習を繰り返し行っていた結果、肩を痛めてしまった。

整形外科に受診し「野球肩/リトルリーグショルダー(上腕骨骨端線離開)」と診断を受けた。

1ヶ月の練習を止め安静と病院と自宅でアイシング・マッサージや投球フォームなどを肩に負担のかからないような工夫をしてきた。

その後痛みが取れてリハビリを行いながら練習を再開すると2週間で痛みが出てきてしまい以前よりも痛みが強い状態になってしまった。

このままでは肩を壊してしまうと思いインターネットで「たなか鍼灸院」を見つけ電話で予約して来院された。

既往歴

・肩こり

・冷え性

治療経過と施術内容

初診時、首から肩腕にかけて張りが強く、外転・内転・捻り動作全方向で痛みが出ている。

以前痛めた時の後遺症として筋肉や靭帯の癒着が起きていて可動域の狭さが顕著でアライメントの調整も必要と考えられる。

関節や靭帯、筋肉の修復には時間がかかるが、内臓の調整をし免疫力と自然治癒力を高めるように施術を行った。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。

横臥位で当院オリジナルの「T&S療法」により肩腕の筋肉と骨格を整え血流改善の調整を行った。

再度仰向けになり内臓の負担を取り除くために「リンパ調整法」を行った。

1週間後に2回目の施術を行うために来院。

2回目の施術は同様に行い、特に「リンパ調整」を強めに行った。

週に2回の施術を繰り返し2ヵ月後には肩の痛みはなくなった。

考察

野球肩は成長期の学生だけでなくプロでも起こる症状で、しっかりケアをしない限りこういった問題は必然的に起こってくるものでしょう。

しかし、肩だけに目を向けて治療をしてしまうことで他の部分に負担がかかったりするため肘や肩に余計に負担がかかってしまうことがある。

その為全身的な調整を行い投球フォーム、アイシング、筋肉の調整、筋肉と関節の柔軟性を高めるようにしていかなければならない。

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