「逆子でお悩みだった方」症例

不妊症 イラスト 妊婦

逆子でお悩みの方

症状

妊娠30週を過ぎた頃から、産科で逆子だと伝えられました。

それからは寝る向きに気をつけたり、逆子体操を毎日行ったりと工夫されてきましたが、なかなか変化が見られないとのことでした。

妊娠初期の6週ごろからつわりがあり、かなりつらい時期を過ごされたそうです。

また、以前整形外科で「ストレートネック」と診断を受けたことがあり、日ごろから首や肩こりが強く、頭痛が出ることもあるとのことでした。

なんとか赤ちゃんの位置を整えたいと思い、ご相談いただきました。

逆子以外でお悩みの症状

・つわり

・ストレートネック

症状の経過と施術内容

お越しいただいた際、おなかの張りが強く、骨盤まわりに狭さを感じました。

とくに恥骨のあたりに痛みが出ることがあるとのことで、赤ちゃんの成長に対して骨盤や子宮の広がりが追いつかず、赤ちゃんの動けるスペースが限られているように感じられました。

お腹の張りをやわらげることを目的に、全身のめぐりを整える施術を行っていきました。

はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術を行い、内臓の働きを高めながら全身の血流改善を図りました。

3日後に再度ご来院いただき、2回目の施術を行いました。

その後は週に2回の施術を継続し、約4週間で赤ちゃんの位置が整いました。

今回の症例について

逆子になってしまう背景には、いくつかの要因があると考えられています。

体操や寝る向きを意識してもなかなか変化が見られない場合、内臓のはたらきや骨盤のかたさなど、体の内側にある問題が関わっていることも少なくありません。

今回は、骨盤や子宮まわりにスペースの狭さがあり、それが赤ちゃんの動きを制限していたことが想定されました。

お母さんの体をやさしく整えながら、赤ちゃんが自然に動きやすくなるようサポートを行っていくことで、少しずつ変化が感じられるようになりました。

逆子の場合、大切なのは毎回の変化をしっかり観察しながら、その日の状態に合わせて刺激量や施術の内容を調整していくことです。

今回も、定期的に足を運んでくださったことで、無理なく自然なかたちで赤ちゃんの位置が整っていったと感じています。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

たなか鍼灸院