「妊娠時の体の痒みでお悩みだった方」症例

不妊症 イラスト 妊婦

妊娠性痒疹でお悩みの方

症状

妊娠5週目ごろからつわりが始まり、同じ頃から「なんだか体が痒いかも」と感じるようになったとのことでした。
最初は軽い痒み程度だったものの、日が経つにつれて症状が広がり、お腹や足、腕にまで湿疹が出るようになってしまったそうです。

婦人科で相談されたそうですが、なかなか症状は落ち着かず。

もともとアトピー性皮膚炎の既往もあったことから「その影響かもしれない」と言われたものの、はっきりとした対応ができずに困っていたとお話しくださいました。

妊娠性痒疹以外でお悩みの症状

・アトピー性皮膚炎

・つわり

症状の経過と施術内容

ご来院時、お腹や足、腕にかけて湿疹が出ていました。

皮膚の赤みも強く、かゆみによる引っかき傷も多くみられました。

お腹の状態や脈の反応から、肝や腎に負担がかかっている様子があったため、内臓の調整を中心に施術を進めました。

仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」を使用し、内臓の働きを整えるようアプローチしました。

全身の巡りが整うように、筋肉と骨格の調整もあわせて行っています。

週に1回の施術を継続する中で、かゆみが出る頻度が少しずつ減り、緩やかに症状が和らいでいったようです。

今回の症例について

医師からは、もともとアトピーがあった影響ではないかと伝えられていたそうです。

その背景もあり、東洋医学の視点からおなかや脈の状態を参考にしながら、からだの状態を確認しました。

肝臓のはたらきに加えて、足のむくみも目立っていたため、皮膚の潤いを支える腎の機能にも負担があると感じました。

そのため、肝と腎のはたらきが整っていくように、丁寧に時間をかけて施術を行っていきました。

週に1回の施術を続ける中で、少しずつ症状がやわらいでいったようです。

痒疹は出産後もみられるケースがあるため、今後のケアとして日々の食事やスキンケアについても丁寧にお伝えしました。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

たなか鍼灸院