東洋医学と西洋医学の鍼灸の違いって?
鍼灸にとっての東洋医学と西洋医学とは!?
このテーマは非常に難しいところだと思います。
かなり個人的な意見が入ってきますのでご了承ください。
さて、鍼灸師で自分は東洋だ!西洋だ!と思っている方の大半はこう思っているでしょう。
東洋=根本治療
西洋=対症療法
東洋医学寄りの鍼灸師は東洋医学/中医学を駆使して施術をし、西洋医学よりの鍼灸師は解剖学(筋肉・骨・靭帯・神経・血管)などを駆使して施術をしていると思います。
他に、
東洋医学では患部よりも遠隔治療
西洋医学では患部の治療
と考えている人も多いでしょう。
個人的にはどっちも東洋でも西洋でもない
実は開業前までは上記で書いていたことを思っていました。
いつかのアメブロ?かどこかのブログで書いたかもしれませんが、【治療方法よりも基本が大事】というのは言うまでもないですよね?
どんなに優れた治療法があったとしてもそれを活かせる技術がなければ何の意味もありません。
上記で述べた東洋/西洋の話はあくまでも「治療方法」「治療の仕方」である。ということです。
本来治療方法で東洋/西洋を分ける意味があるのかがそもそも疑問なんですよね。
そもそも論!東洋医学以外は単なる【他】
そもそも鍼灸は東洋医学の分野です。
鍼の持ち方・刺し方・呼吸や姿勢など鍼灸を施すうえで必要な「基本」を皆さん学んで【はり師/きゅう師】という国家資格を取得してます。
ということは基本は全員東洋医学なんです。
しかし、【鍼灸を施す基本】をやっているかどうか。
やってなければそれは基本の出来ていないか基本をやらず独自の技法で施術をしている鍼灸師。というだけではないか?ただし、治療法は東洋/西洋でやっている。
と思っているのが個人的な意見です。
治療法で東洋だ!西洋だ!と言っている人はたくさんいますが、そもそも基本やってねーじゃん!と同業者を見てきて思ったことです。
基本をやっていればそれはそもそも東洋医学。
治療方針がただ違うだけにすぎないことでゴールまでのルートが違うだけ。
それ以外は【他】でしかないものだと感じています。