他院とは違う内臓調整の秘密

内臓調整をする理由は何でしょう?

何かしらの症状が出てくるということは大なり小なり内臓の負担があることを意味します。

これは、健康診断などの検査で異常の有無ではなく、検査で分からないような微細な負担があり、それがいくつも組み合わさることで発症します。

また、内臓の負担があるということは微妙に内臓が「下垂」してしまって痛みや痺れといった症状が出現します。

内臓は身体の免疫系や身体の修復を高めたりする大事な部分で、内臓下垂してしまうと正常に機能しなくなり、内臓自体が動かなくなってしまうことがあります。

そういう状態になってしまうと局所治療で症状の緩和が出来なくなってしまうため、その場合は内臓の調整をすると症状の改善がしやすくなります。

やってはいけない内臓調整

言い方は非常に悪いですが、内臓調整と言っていても見せかけだけの調整が存在します。

それが

「物理的に内臓を動かしたように見せて元の位置に戻す」

これをしてしまっている。

例えば身体の歪みをみて整える。多くの所がやっているでしょう。

しかし、

内臓の機能低下=大小問わず下垂がある。=それによって内臓が正常に機能せず症状が発症する。

内臓の下垂というのは、元の位置にいれなくなってしまった。ということ。

上記の状況で物理的に骨格の歪みを整えても内臓の位置が元に戻るわけではないため根本的な解決にはならないわけです。

むしろ無理やり見た目上整ったように見えても、実際は内臓が整っているわけではないので体の負担が多くなるだけで症状の悪化も予想されます。

こういった無理やり元の位置に戻す方法をとっている内臓調整は非常に危険です。

正しい内臓調整はコレ!

内臓の下垂の原因は、「内臓そのものの機能が弱くなってしまった」ことです。その影響により骨格の歪みも起きてしまう。

だから、内臓の機能を元に戻す・高めてあげれば自然と内臓は元の位置に戻ってくれる。

たったこれだけ。

内臓は単体で機能しているわけではなく、肝臓、胃、腸、腎臓など様々な臓器が連動・連携して動いています。

一つの臓器を調整すればいいわけではなく、各臓器の機能の亢進と抑制をして体全体が上手く連携してくれるように促してあげること。

これが本来必要な内臓調整になります。

さいごに

内臓調整はお腹や脈をみて初めてどの臓器に負担があって、高めたほうがいいのか、抑えたほうがいいのかの判断が出来ます。

なかなか症状の改善が診られない方は、内臓調整を主として治療をしているところで1度診てもらってはいかがでしょうか?

たなか鍼灸院