50代男性 港区在住「脳卒中/脳梗塞の後遺症でお悩みだった方」症例
患者
三宅様 50代男性 港区在住
来院日
平成30年6月中旬
症状と問診
今年脳梗塞になってしまい、まだ後遺症として軽かったものの少し喋りにくく箸が持ちにくい。歩行時に足を引きずってしまう。という症状がみられている。嚥下障害は診られないようだ。
現在病院のリハビリはしていない。後遺症自体はそこまでひどくない為日常生活を送りながら長い目で改善方向に向かっていければいいね。と言われている。
ただ、歩行時にどうしても足をすってしまうため少しでも良くなれば嬉しい。ということでお問い合わせフォームからご予約いただいた。
既往歴
・ストレートネック
治療経過と施術内容
初診時、右の上下肢の張りが強くおすと圧痛もある。指の曲げ伸ばし動作で動かしにくさがあり、テーブルにある硬貨を取るのは時間がかかる。
足の引きずりがあり膝の曲げ伸ばしなどの単純な動作は良いが、体重がかかると体のバランスが保ちにくいため腿を上げて歩行するのがむずかしいようだ。
後遺症は全体的な調整が必要と判断し、内臓の調整をし免疫力と自然治癒力を高めるように施術を行った。
はじめに、仰向けでお腹、横向きで背中に「刺さない鍼」で施術し内臓の活動を高め全身の血流改善を行った。
横臥位で当院オリジナルの「T&S療法」により下肢の筋肉と骨格を整え血流改善の調整を行った。
再度仰向けになり歩行しやすくなるように下肢の骨格矯正をおこなった。
3日後に2回目の施術を行うために来院。
週に2回の施術を繰り返し、運動と自宅でのケア方法を伝え5ヵ月後には歩行時の引きずりはほぼほぼ改善された。
しかし、少量でもお酒を呑んでしまうと足の引きずりが出てしまうと言う。
考察
脳梗塞の後遺症で悩まれている方を何人も診てきています。
拘縮により指や肘などの硬直が起きてしまう方、しゃべりにくいなど日常生活に支障をきたすこともありストレスを抱えている場合も多い。
こういった心のケア、患者様とのコミュニケーションなどがかなり重要で、初診時など好きな曲など聞き出せたらその音楽をかけるなどの工夫も非常に大切。
中長期的に施術が必要なためこういった細かな気付きでリハビリや症状改善のモチベーションを維持向上に努めるのも重要だと感じています。
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