「9㎝の子宮筋腫と不正出血でお悩みだった方」症例

子宮筋腫でお悩みの方

症状

2年半ほど前から不妊に関する対応を継続されており、医療機関と鍼灸院の両方でご自身の体調と向き合ってこられたとのことでした。

ご本人としては、不正出血やお腹の張り、痛みといった症状がなかなか落ち着かず、つらさが続いていると感じておられる様子でした。

特に半年前からは、不正出血にともなう貧血症状が強くなり、デスクワーク中に椅子に座っているとお腹が圧迫されているような感覚があり、苦しさを感じる場面が増えてきたとのことです。

また、下腹部だけでなく腹部全体に張りがあり、触れると不快感や圧迫感、痛みが出る状態でした。

月経時の経血量も多く、生理初期には大きな塊が出ることが増えてきているとのことです。

子宮筋腫以外でお悩みの症状

・不妊症

・末端の冷え

症状の経過と施術内容

お身体の状態に合わせて、子宮と内臓のバランスを整え、免疫力や自然な回復力が働きやすいように施術を行いました。

東洋医学では、ホルモンバランスの乱れや体の冷えが不妊や月経不順の背景にあると考えられています。

腹部の張りや圧迫感が軽くなったように感じられた様子があり、腹部に触れた際の不快感や痛みも以前ほどは感じられていないようでした。

1週間後に2回目の施術を行うために来院され、その後は週に1回〜10日に1回のペースで施術を継続し、ご自宅でのケアや軽い運動にも取り組んでいただきました。

経過をみながら、生理時に強く出ていた貧血のような症状がやわらいでいき、検診の際に「筋腫のサイズが9cmから6cmほどになっていた」とご本人よりご報告をいただきました。

不正出血が落ち着き、お腹の張りや圧迫感もほとんど気にならなくなっていたとのことです。

またしばらく期間が空いてからの検診時には、「筋腫が4cmくらいまで小さくなっていた」と再度お話をいただいています。

今回の症例について

子宮筋腫にともなう不調では、不正出血や腹部の痛み、圧迫感などを感じる方が多く、特にデスクワークなどで長時間座っていると、お腹や内臓の圧迫感が強く出やすく、つらさを感じやすい傾向にあります。

今回のケースでは、不妊に関するお悩みも重なっており、体の冷えをやわらげながら、血の巡りやホルモンバランスを整えていくことを意識して施術を進めていきました。

また、ご自宅でも体を温める工夫を取り入れてくださり、朝の過ごし方やセルフケアを丁寧に続けていただけたことが、体調の変化にもつながったのではないかと感じています。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

たなか鍼灸院