いかのマリネで整える、巡りと潤いの食養生

いかときのこ、玉ねぎを使ったマリネで巡りと潤いを整える東洋医学の食養生

1. いかの東洋医学的なはたらき

🦑 いか(烏賊)

  • 五性:平

  • 五味:甘・鹹

  • 帰経:肝・腎

  • 主な効能:補腎益精・養血・止血

→ 腎精を養い、血を補い、身体の潤いを保つ食材。疲労回復や体力の底上げに役立ちます。

2. 舞茸・ぶなしめじのはたらき

🍄 舞茸・ぶなしめじ(きのこ類)

  • 五性:平

  • 五味:甘

  • 帰経:脾・肺

  • 主な効能:健脾・利湿・益気

→ 脾胃を助けて消化を整え、余分な湿をさばきます。むくみや胃腸の不調の時にgood

3. ハム(豚肉由来)のはたらき

🥓 ハム(豚肉)

  • 五性:平

  • 五味:甘・鹹

  • 帰経:腎・肺

  • 主な効能:滋陰・潤燥・補虚

→ 潤いを補い、陰を養います。からだの乾きを癒やします。

4. 玉ねぎのはたらき

🧅 玉ねぎ

  • 五性:温

  • 五味:辛・甘

  • 帰経:肺・胃

  • 主な効能:理気・化痰・活血

→ 気の巡りを良くし、血の滞りを動かします。冷えや胃腸の停滞感を和らげるはたらきがあります。

5. いか × きのこ × 玉ねぎの組み合わせ

このマリネは、東洋医学的に見ると 「腎精を補い、脾胃を健やかにし、気血の巡りを良くする」 食養生。

  • いか:腎を補い、血を養う

  • きのこ類:湿をさばいて胃腸を軽やかにする

  • 玉ねぎ:気血の巡りを促す

→ 疲労回復・むくみやだるさの改善・巡りの停滞感をスッキリ整える 一皿です。

まとめ

いかのマリネは、精を養いながら巡りをよくし、からだを軽やかに整えてくれる“バランス料理”。
特にこんなときにおすすめ👇

  • 疲れやすくて体力を補いたいとき

  • 胃腸が重だるく、湿がたまりやすいとき

  • 気分の滞りや巡りの悪さを感じるとき

爽やかな酸味のマリネ液と合わせることで、消化を助けてさらに食べやすくなります。
日常の食卓に取り入れて、巡りと潤いを整える養生に役立ててみてください✨

たなか鍼灸院