🥗 焼き浸しで楽しむ季節の野菜と東洋医学のちから

夏の野菜漬け

🥗 焼き浸しで楽しむ季節の野菜と東洋医学のちから 栄養と食養生のポイント(現代栄養+東洋医学)

🍆 なす

栄養的特徴:水分が多く、カリウム・食物繊維が豊富

東洋医学的には:

  • 五性:寒性

  • 五味:甘

  • 効能:清熱・利水・解毒

  • おすすめ:暑さで体がほてりやすい、のぼせ・口渇・湿気による重だるさがあるときに◎


🍅 ミニトマト

栄養的特徴:リコピン、ビタミンC、カリウムなどが豊富

東洋医学的には:

  • 五性:微寒性

  • 五味:甘・酸

  • 効能:養陰・生津・清熱

  • おすすめ:体の潤い不足、のどの渇き、肌の乾燥、ほてりのあるときに◎


🫑 ピーマン

栄養的特徴:ビタミンC、カロテン、苦味成分(ポリフェノールなど)を含む

東洋医学的には:

  • 五性:平性
  • 五味:微辛・甘
  • 効能:疏肝・理気・健胃
  • おすすめ:イライラ・胸のつかえ・胃もたれ・食欲不振に◎

🟢 オクラ

栄養的特徴:ムチン(粘り成分)、食物繊維、葉酸が豊富

東洋医学的には:

  • 五性:平性

  • 五味:甘

  • 効能:補陰・潤腸・健脾

  • おすすめ:胃腸の虚弱、便が硬くなりやすい方、疲れやすいときに◎


🌸 茗荷(みょうが)

栄養的特徴:α-ピネン(香り成分)、カリウムなど

東洋医学的には:

  • 五性:温性

  • 五味:辛

  • 効能:解表・発汗・理気

  • おすすめ:風邪のひき始め、冷え、食欲不振、湿気によるだるさに◎


🧅 長ねぎ

栄養的特徴:硫化アリル(辛味成分)、ビタミンC

東洋医学的には:

  • 五性:温性
  • 五味:辛
  • 効能:解表・通陽・健胃・発散風寒
  • おすすめ:風邪の初期、冷え、巡りの滞りが気になるときに◎

この料理が整える「季節と体のバランス」

夏から秋にかけては、外の湿気や暑さによって
「脾胃の疲れ・湿の停滞・気の消耗」が起きやすい時期です。

この焼き浸しには、以下のバランスが自然に含まれています👇

  • 清熱・寒涼性の野菜(なす・トマト)で体の熱を冷ます

  • 水の巡りを助ける食材(みょうが・オクラ)で“湿”の偏りを防ぐ

  • 気を補い胃腸を支えるもの(オクラ・長ねぎ)で内臓機能をフォロー

東洋医学の視点から見ても、理想的な一品になっています🍽️✨

食べ方のひと工夫

●消化器の不調がある方は、冷蔵庫から出してすぐではなく、常温に戻してから食べると胃腸にやさしいです。

●しょうがや味噌など“温性の調味料”を添えると、冷えやすい方も安心!

●鶏ハムなどの補気食材と一緒に取り入れると、体力アップにも◎

まとめ

この焼き浸しは、五性・五味・臓腑の関係を活かした食養生メニュー🌿
火を通すことで消化もしやすく、内臓への負担も少ないため、
胃腸が疲れやすい時期・暑さにバテている時期・食欲が落ちているときなどにおすすめです。

“食べることも鍼治療のひとつ”
そんな東洋医学の知恵を、毎日のごはんにそっと忍ばせてみませんか?😊🍆🍅🫑

たなか鍼灸院