


東京都品川区南大井、大森で【開業10年】たなか鍼灸院
長年の身体の不調でお悩みの方に向けて東洋医学で解説をしていきます
東洋医学では、食材にも「性質(五性)」や「味(五味)」があると考えられています。
きゅうりはその中でも特に「寒性(かんせい)」が強く、身体にこもった余分な熱を冷ます作用があるとされる食材です。
とくに以下のようなときにおすすめされます:
暑さでほてっている
口が渇く
尿が少ない・濃い
のぼせやすい
肌に熱をもった吹き出物が出やすい など
これは東洋医学でいう「熱邪(ねつじゃ)」や「湿熱(しつねつ)」を取り除くはたらきがあるとされており、
夏の体調管理や、体内の巡りを整えるうえで重要な食材のひとつなんです
きゅうりは主に以下の臓腑のバランスに関与するとされます:
胃(い)・大腸(だいちょう):熱を冷まし、潤いを与える
膀胱(ぼうこう):利尿作用を助け、水分代謝を促す
心(しん)・心包(しんぽう):ほてりやのぼせ、情緒の乱れをやわらげる
つまり、きゅうりは「清熱」「止渇」「利水」「消腫」というはたらきをもち、からだの上部にたまりやすい熱や、余分な水分(湿)を体外に出すサポートとしてよく使われてきました。
ただし、きゅうりは冷やす力が強いため、脾胃虚弱(ひいきょじゃく)タイプや冷え体質の方には食べ過ぎに注意が必要とされます。
「お腹が緩くなりやすい」「手足が冷えやすい」「下痢しやすい」といった方は、しょうがや味噌、にんにくなどの温める食材と組み合わせて食べるのが良いですね!
きゅうりは東洋医学でいうところの「寒性」「甘味」の食材。
熱を冷まし、水の巡りを促し、身体の余分な湿熱を排出する力があります。
夏場のほてり・むくみ・のぼせに悩む方には、自然なケアとしておすすめされることが多い一方で、
冷えが気になる方は食べ方を工夫することが大切です😊