頸椎椎間板ヘルニアとは?

頸椎椎間板ヘルニアってなに? ● 首の痛み ● 肩こり ● 手のしびれ

頸椎椎間板ヘルニアとは?

首の痛みやしびれが続いている方へ――

「振り向こうとすると痛む」
「肩や腕にかけてジンジンしびれる」
「上を向くと首の奥がつまる感じがする」

このような症状がある場合、頚椎椎間板ヘルニアが関係しているかもしれません。

【1】頸椎椎間板ヘルニアの原因とメカニズム(西洋医学の視点)

首には7つの骨(頸椎)があり、その間に椎間板というクッションのような軟骨があります。

この椎間板がすり減ったり、外に飛び出したりすると、近くを通る神経を圧迫し、首の痛み・肩や腕のしびれ・可動域の低下などを引き起こす状態になります。

特に多い原因としては👇
長時間のスマホやパソコン作業
✔ 加齢や姿勢の崩れ(猫背・ストレートネック)
✔ スポーツや仕事による首への負担の蓄積

神経の圧迫が強いと、指先のしびれや握力の低下が出ることもあります。

【2】東洋医学の視点

東洋医学では、首や肩の痛み・しびれは
「気血の滞り(気滞血瘀)」や、外部から入り込んだ「寒邪(かんじゃ)」の影響と考えられています。

さらに、次のような要因も関係すると考えられます:
「肝(かん)」の機能低下 → 筋のこわばり
✅ 「腎(じん)」の虚弱 → 骨・髄の弱化
✅ 「脾(ひ)」の働きの低下 → 気血の生成不足

これらが組み合わさることで、経絡の流れが滞り、痛みやしびれが現れると捉えまています。

【3】鍼灸でできること

鍼灸では、以下のような目的で施術を行っていきます👇

首肩まわりの血流改善と巡りの調整
✅ 筋肉の緊張の緩和と柔軟性の回復
✅ 自律神経のバランス調整

使用する代表的なツボには、天柱・風池・肩外兪・合谷・曲池などがあり、症状の出ている部位や体質にあわせて組み合わせていきます。

【4】セルフケア

頸椎椎間板ヘルニアのセルフケアでは、

長時間のスマホ・パソコン使用を避ける
✅ 首を冷やさず、タオルなどで保温する
✅ 入浴時に首肩までしっかり温める
✅ 首まわりをやさしくストレッチ(無理のない範囲で)

※しびれが強い場合や痛みが続く場合は、無理に動かさず、早めに医療機関に相談しましょう。

まとめ

頸椎椎間板ヘルニアは、スマホやデスクワークの習慣、加齢などにより誰にでも起こりうる症状です。

しびれや痛みをそのままにしていると、
慢性的な首・肩の不調や、自律神経の乱れにもつながる可能性があります。

鍼灸では、首肩まわりの緊張や巡りを整え、神経への圧迫をやわらげる施術を通して自己回復力を高めるサポートをしていきます。


「頸椎椎間板ヘルニアかも、、、」と思ったら大森駅から徒歩7分・大森海岸駅から徒歩3分にある「たなか鍼灸院」までお気軽にご相談ください😊🌿

たなか鍼灸院