


東京都品川区南大井、大森で【開業10年】たなか鍼灸院
長年の身体の不調でお悩みの方に向けて東洋医学で解説をしていきます
40代〜60代の方に多くみられる肩の痛みと可動域制限を特徴とした状態で、一般的に「五十肩」と呼ばれます。
正式には「肩関節周囲炎」といって、
肩関節の周辺組織(腱・靭帯・滑液包など)に炎症や癒着が起こることで
痛みや動きの悪さが出るものです。
西洋医学では、
✔ 加齢による腱板の変性
✔ 肩峰下滑液包の炎症
✔ 関節包や靭帯の癒着
といった要素が複合的に起こると考えられています。
特に40代以降は腱板(ローテーターカフ)の柔軟性が低下しやすく、些細な動作で炎症が起きやすくなるとされています。
【特徴的な症状】
✅ 動かすと痛い
✅ 夜間にうずくような痛み
✅ 肩の可動域(特に外転や挙上)が制限される
✅ 時間経過で少しずつ痛みが落ち着くケースも多い
「炎症期 → 拘縮期 → 回復期」という経過をたどることが多く、数か月〜1年単位で症状が落ち着いてくる傾向にあり、人によってその期間も大きく差が出る症状でもあります。
東洋医学では「五十肩」という病名はないものの
✅ 痛痺(つうひ)
✅ 肩痺(けんひ)
などの概念で捉えられています。
・加齢や疲労による「気血不足」
・冷えや湿気による「寒湿の停滞」
・気血の巡りが悪くなる「気滞血瘀(きたいけつお)」
こうしたバランスの乱れが筋肉・腱・関節の周辺に影響して痛みや可動域の制限を引き起こすと考えます。
鍼灸では
・炎症期 → 刺激量を抑えた治療
・拘縮期 → 可動域改善を目的とした治療
・回復期 → 血流や代謝の活性化を促す治療
といったように、肩関節の状態や痛みの時期に合わせて施術内容を変えます。
さらに東洋医学的には、肩周辺の経絡の大腸経・小腸経・三焦経などにある経穴を使用し気血の巡りを整えることを目指します。
🌟 安静にしすぎない(痛みの出ない範囲で動かす)
🌟 冷えを避ける(肩を冷やさない)
🌟 湯船にしっかり浸かる
🌟 軽めのストレッチ
なども大切です。
痛みが強すぎる場合は無理をせず、医療機関に相談してくださいね!
五十肩(肩関節周囲炎)は放置すると可動域の制限や痛みが長引き、着替えや洗髪など日常生活にも支障が出やすい症状です。
鍼灸では血流や筋肉の緊張、自律神経のバランスを整えることで自然な回復をサポートします。
早めにケアをしていくことが大切です。
大森駅から徒歩7分・大森海岸駅から徒歩3分にある「たなか鍼灸院」までお気軽にご相談ください😊🌿