【スポーツ障害】親と子の理解が最も必要
体のことを先ずは理解する
野球肩などのスポーツ障害出悩んでいる子供や社会人は非常に多いです。
リトルリーグで練習や試合をしている子は特に練習の意識が高く、親も協力的です。
これは素晴らしいことですが、、、よくあることをお伝えしましょう。
『練習中に肩を痛めてしまった。病院で薬やリハビリをしてきても痛みがどうしても取れてこない。』
これはよく来院された方が言うことです。
しかし、
「なぜ薬を飲んでもリハビリしても痛みが取れないか」という点が問題なのです。
その理由の多くは、
①練習を休めない、休みたくない
②安静にしない
③自宅でのケアをしない
④周囲との差ができることに焦っている
殆どはこのような理由で体の回復を妨げていることがあります。
練習を休んでしまうと周りの子たちとの差ができてしまい、特にスタメンで試合に出ているとその意識が特に強く体の回復よりもそちらに意識が向きすぎてしまう。
更に問題なのが、親も同様の目線に立ってしまっているということ。
よく考えてほしい。プロの選手は体の少しの不具合や不調を感じたらすぐに休みます。それは体の異常をすぐにケアをし回復させ次の試合で全力のパフォーマンスをするためです。
その意識をしっかりと持ってほしい。完全に痛めてからでは遅いのです。
数か月単位で休まないといけないことも多々あるでしょう。
でも、
それを無視してもっと長期間休まなければいけなくなったら?
好きなスポーツ自体できない体になってしまったら?
それでも練習を続けケアをしない日々を送りますか?
【精神が肉体を凌駕する】
スポーツ選手でもよく聞く言葉で称賛、美化されやすいです。
バスケやボクシングをやってきた身として理解はできますが、体を治す側としてははき違えていると思うのです。
あくまでも試合中にはそういうことはあれど、そもそも体を痛めている状態で言うセリフではない。
痛めていることは体の状況・状態の一つでしかない。しかし、今それを思う状況か否か。
ここを是非間違えないでほしい。