「肩が挙がらず洗濯物を干すのが大変な四十肩でお悩みだった方」症例

四十肩でお悩みの方

症状

今年から四十肩を発症し、病院で痛み止めの処方とリハビリを受けているものの、腕を90度以上挙げることができず、洗濯物を干す動作に支障が出ている状況でした。

肩を90度まで上げたところで痛みが強くなり、その位置を保持することも難しいとのことでした。

肩の外転・屈曲ともに90度までに制限されており、結帯動作(腰に手を回す動作)も困難な状態でした。

四十肩以外でお悩みの症状

・冷え性

症状の経過と施術内容

肩関節の硬直が顕著で、周囲の筋肉にも強い張りがみられ、軽く押すだけでも圧痛が出る状態でした。

東洋医学では、五十肩の背景に「胃」や「腸」のバランスの乱れが関わっていると考えられることがあります。

お身体の状態に合わせて内臓のバランスを整えながら、周囲の筋肉を緩める施術を行い、この日は終了しました。

その後、週に1回のペースで施術を継続し、ご自宅ではケア方法も取り入れていただきました。

少しずつ肩の可動域が広がり、日常生活の動作も行いやすくなり、現在は洗濯物を干す動作も負担なくできるようになっています。

今回の症例について

五十肩は、急性期・慢性期・回復期と症状の経過にあわせた対応が必要になります。

特に急性期には、炎症を抑えるために患部を冷やすことが重要とされています。

これらの対応が適切に行われない場合、可動域制限や筋力低下が進行し、洗濯物を干すといった日常動作にも支障が出ることがあります。

リハビリでは、肩の可動域や筋力を少しずつ回復させていくことが目標となるため、症状の安定には半年以上かかることも少なくありません。

できるだけ早い段階で施術を受け、適切なケアを続けていくことが大切です。

当院の症例について

施術の効果や経過には個人差があり、効果・効能を保証するものではありません。
施術の頻度や期間は、お一人おひとりの体調や状態に合わせて異なります。

当院では、事前に病院での受診・診断を受けていない方への施術は行っておりません。
医療機関での診断結果などを参考にしながら、東洋医学を基にお身体の状態を見立てて施術を行っております。

たなか鍼灸院