顔面神経麻痺


顔面神経麻痺とは
顔面神経麻痺とは、顔の表情をつくる筋肉を動かす「顔面神経」の働きが障害されることで、顔の片側が動かしにくくなる病気です。
顔面神経は、脳から耳の後ろを通って顔全体へ広がり、額・まぶた・頬・口元などの筋肉を動かしています。
また、涙や唾液の分泌、舌の前方2/3の味覚にも関わる神経です。
そのため、顔面神経が障害されると、口角が下がる・目が閉じにくい・額にしわを寄せられないなどの症状が現れます。
さらに、水や食べ物が口からこぼれる、目が乾く、味覚の変化、耳の後ろの痛みや音が響いて聞こえる(聴覚過敏)などを伴うこともあります。
顔面神経麻痺には、顔面神経そのものが障害される「末梢性顔面神経麻痺」と、脳梗塞や脳出血など脳の病気によって起こる「中枢性顔面神経麻痺」があります。
末梢性では顔の片側全体が動きにくくなるのに対し、中枢性では額の動きは保たれ、口元を中心とした麻痺や手足の麻痺、ろれつの回りにくさなどを伴うことがあります。
顔面神経麻痺が疑われる場合は、脳卒中など緊急性の高い病気が隠れていることもあるため、まずは医療機関で原因を調べることが大切です。
東洋医学で最も重要な氣・血・津液
これら3つが十分にあり、滞りなく巡っている状態が健康であると考えられています。
東洋医学では、さまざまな病名・症状・不調は、氣・血・津液の不足・滞り・偏りによって生じるものと捉えます。
胃(い)
胃は倉廩(そうりん)の官と呼ばれ、水穀の受納(じゅのう)・腐熟(ふじゅく)・降濁(こうだく)の働きがあり、飲食物を受け入れて消化し、水穀の精微(すいこくのせいび)をつくる役割を担っています。
水穀の精微は脾によって全身へ運ばれ、氣血を生み出す土台となるため、胃の働きが低下すると全身へ巡る氣血が不足し、顔を通る胃経にも影響が現れます。
そのため、表情がつくりにくい、口角が上がりにくい、頬の動かしづらさなどの症状が現れます。
倉廩(そうりん)の官
水穀(すいこく)
受納(じゅのう)
腐熟(ふじゅく)
降濁(こうだく)
水穀の精微(すいこくのせいび)
大腸(だいちょう)
大腸(だいちょう)
大腸は糟粕(そうはく)の伝化(でんか)・伝導(でんどう)の官と呼ばれ、不要となった水分や老廃物を便として排泄し体内の水分代謝を調整する役割を担っています。
大腸の働きが低下すると老廃物や余分な水分が体内に停滞し、氣血や津液(しんえき)の巡りにも影響を与えます。
そのため、顔を通る大腸経にも影響が現れ、頬のこわばりや口元の動かしづらさ、表情がつくりにくいなどの症状が現れます。
糟粕(そうはく)
伝化(でんか)
伝導(でんどう)の官
三焦(さんしょう)
三焦は決瀆(けっとう)の官と呼ばれ、上焦(じょうしょう)・中焦(ちゅうしょう)・下焦(げしょう)に分けられ全身の臓腑をつなぎ、原気を通行させ津液を運行する働きを担っています。
三焦の働きが低下すると氣・血・津液の巡りが滞り、耳のまわりや側頭部、顔を通る三焦経にも影響が現れます。
そのため、まぶたが閉じにくい、口元の動かしづらさ、耳の前や側頭部の違和感などの症状が現れます。
決瀆(けっとく)の官
原氣(げんき)
上焦(じょうしょう)
中焦(ちゅうしょう)
下焦(げしょう)
胆(たん)
胆は中正(ちゅうせい)の官と呼ばれ、奇恒の府(きこうのふ)の一つでもあります。
胃で消化された飲食物から生じる水穀の精汁(胆汁)を貯蔵・排泄するとともに、物事を判断し決断する働きを担っています。
胆の働きが低下すると氣の巡りが滞り、側頭部や顔の外側を通る胆経にも影響が現れます。
そのため、額や頬のつっぱり感、表情がつくりにくい、口元の動かしづらさなどの症状が現れます。
中正(ちゅうせい)の官
奇恒の府(きこうのふ)
水穀の精汁(すいこくのせいじゅう)
『顔面神経麻痺』に対する施術方法
使用する経穴は、脈診・腹診をおこない症状を確認しながら、お一人おひとり毎回選択しています。
上記は代表的な経穴の一例です。
医療機関の受診について
当院では、安全に施術を受けていただくため、現在の症状やこれまでの経過について詳しくお伺いしております。
すでに医療機関(病院・クリニックなど)を受診されている場合は、診断名や検査内容、結果などを可能な範囲でお知らせください。
また、症状や経過をお伺いしたうえで、必要と判断した場合には、医療機関での診察や検査をお願いすることがあります。
これは、重大な病気の早期発見・早期治療を大切に考えているためです。
とくに、頭痛・めまい・内臓の違和感・しびれ・出血などの症状がある場合には、医療機関での診察や検査を優先していただくことがあります。
🔹 医師の診断や検査結果は、安全に施術を行うための大切な情報となります。
🔹 検査結果によっては、当院での施術よりも医療機関での治療を優先した方がよい場合もあります。
🔹 患者様のお身体の状態に合わせて、安全を第一に施術方針をご提案いたします。
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