肘部管症候群とは
肘部管症候群とは、肘の内側にある「肘部管(ちゅうぶかん)」というトンネルで尺骨神経(しゃっこつしんけい)が圧迫されたり引き伸ばされたりすることで、小指や薬指のしびれや痛み、手指の使いにくさなどが現れる状態です。
初期は軽いしびれや違和感だけの場合もありますが、症状が進行すると握力の低下や指先の細かな動作がしづらくなることがあります。
東洋医学で最も重要な氣・血・津液
これら3つが十分にあり、滞りなく巡っている状態が健康であると考えられています。
東洋医学では、さまざまな病名・症状・不調は、氣・血・津液の不足・滞り・偏りによって生じるものと捉えます。
小腸(しょうちょう)
小腸は受盛(じゅせい)の官と呼ばれ、胃で消化された飲食物を受け取り、必要な栄養を吸収するとともに、泌別清濁(ひべつせいだく)によって必要なものと不要なものを分ける働きを担っています。
小腸の働きが低下すると氣血や津液を十分につくることができず、小指から腕の後面、肘を通る小腸経にも影響が現れます。
その結果、小指や薬指のしびれ、肘の内側の痛み、手の力が入りにくいなどの症状が現れます。
受盛(じゅせい)の官
小腸の別名で、胃から送られた飲食物を受け取り、消化・吸収する役割
泌別清濁(ひべつせいだく)
必要な栄養や水分と不要なものを分ける働き(不要な固形物[糟粕]は大腸へ、余分な水分は腎・膀胱へ送られる)
肝(かん)
肝は将軍(しょうぐん)の官と呼ばれ、蔵血(ぞうけつ)によって血を蓄え、疏泄(そせつ)によって氣の流れを調整する働きを担っています。
肝の働きが低下すると氣血の巡りが滞り、筋肉や腱へ十分な栄養が届きにくくなります。
その結果、腕や肘の動かしづらさ、小指や薬指のしびれ、手の細かい動作がしづらいなどの症状が現れます。
将軍(しょうぐん)の官
肝の別名で、氣血の巡りを調整し、身体の働きを円滑に保つ役割
蔵血(ぞうけつ)
血を蓄え、必要に応じて全身へ送り出す働き
疏泄(そせつ)
肝の氣や血の流れを隅々まで行き渡らせる働き
瘀血(おけつ)
血の巡りが滞り、正常に流れなくなった状態
開竅於目(かいきょうおもく)
肝は目と深く関わり、目の働きを支えるという東洋医学の考え方
三焦(さんしょう)
三焦は決瀆(けっとう)の官と呼ばれ、上焦(じょうしょう)・中焦(ちゅうしょう)・下焦(げしょう)に分けられ、全身の臓腑をつなぎ、原気を通行させ、津液を運行する働きを担っています。
三焦の働きが低下すると氣・血・津液の巡りが滞り、腕の外側から肘を通る三焦経にも影響が現れます。
その結果、肘から前腕にかけての張りや違和感、腕のだるさ、手のしびれなどの症状が現れます。
決瀆(けっとく)の官
三焦の別名で、原氣を全身へ巡らせ、津液の流れを調整する役割
原氣(げんき)
氣の根本で生命活動の原動力となる基本的な氣
上焦(じょうしょう)
主に心・肺の働きを助け、氣や津液を全身へ巡らせる部分
中焦(ちゅうしょう)
主に脾・胃の働きを助け、飲食物の消化・吸収を担う部分
下焦(げしょう)
主に腎・膀胱・大腸・小腸の働きを助け、水分や不要なものの排泄を担う部分
脾(ひ)
脾は倉廩(そうりん)の官と呼ばれ、運化(うんか)によって飲食物から水穀の精微をつくり、昇清(しょうせい)によって栄養を全身へ送り届け、統血(とうけつ)によって血が脈外へ漏れないように保つ働きを担っています。
脾の働きが低下すると氣血を十分につくることができず、筋肉や四肢へ栄養が届きにくくなります。
その結果、腕や手の疲れやすさ、力が入りにくい、しびれが続きやすいなどの症状が現れます。
倉廩(そうりん)の官
脾の別名で、飲食物から栄養をつくり、全身へ送り届ける役割
運化(うんか)
飲食物を消化・吸収し水穀の精微へ変える働き(「化」は栄養物質の生成、「運」は栄養物質の輸送)
昇清(しょうせい)
水穀の精微を上方の肺へ送る働き
統血(とうけつ)
血が血管(脈)の外へ漏れ出ないように繋ぎ止める働き
水穀の精微(すいこくのせいび)
飲食物の消化によって得られる精微な栄養素やエネルギーのもと
『肘部管症候群』に対する施術
写真は左右にスライドできます
刺さない鍼のご紹介
写真右側のステンレス製の刺さない鍼と、左側のローラーのように回転する刺さない鍼を使用します
脈診
脈をみることで氣血水の状態や五臓六腑のどこに負担が生じているのか確認します
腹診
お腹をみて圧痛や硬結のある部位を探して五臓の状態を把握し、どの経穴に施術をするのかを決めていきます
刺さない鍼施術
お腹と背中に接触鍼をおこない、全身にある経穴を選択し氣血水と五臓六腑の巡りを整えていきます
お灸の施術
身体の冷えだけでなく、経絡経穴の疎通を促し五臓六腑のバランスを整えます
使用する経穴は、脈診・腹診をおこない症状を確認しながら、お一人おひとり毎回選択しています。
上記は代表的な経穴の一例です。
医療機関の受診について
当院では、安全に施術を受けていただくため、現在の症状やこれまでの経過について詳しくお伺いしております。
すでに医療機関(病院・クリニックなど)を受診されている場合は、診断名や検査内容、結果などを可能な範囲でお知らせください。
また、症状や経過をお伺いしたうえで、必要と判断した場合には、医療機関での診察や検査をお願いすることがあります。
これは、重大な病気の早期発見・早期治療を大切に考えているためです。
とくに、頭痛・めまい・内臓の違和感・しびれ・出血などの症状がある場合には、医療機関での診察や検査を優先していただくことがあります。
🔹 医師の診断や検査結果は、安全に施術を行うための大切な情報となります。
🔹 検査結果によっては、当院での施術よりも医療機関での治療を優先した方がよい場合もあります。
🔹 患者様のお身体の状態に合わせて、安全を第一に施術方針をご提案いたします。
当院のご紹介
写真は左右にスライドできます
施術室
観葉植物と空気清浄機で常に清潔な空間で施術を受けていただけます
院長の田中誠司です
皆様のお身体を責任をもって施術いたします
カウンセリング
お悩みの症状について様々な質問をさせていただきます。
刺さない鍼施術
当院では「刺さない鍼」のみを使用して鍼施術をおこなっています。
運動/ストレッチ
お一人おひとりに合わせたセルフケアもお伝えします
鍼灸施術が初めてで不安です
当院では、「刺さない鍼(ていしん)」という道具を使った施術を行っています。
この「ていしん」は、皮膚に軽く触れるだけの鍼で、体に刺し込むことはありません。
そのため、小さなお子さまにも使用できる「小児はり」として、やさしく刺激を与える施術を行っています。
鍼がはじめての方や、これまで鍼に苦手意識を感じていた方にも無理なく受けていただける施術方法です。
施術を受ける際に着替えはどうすればいいですか?
患者様用のお着換えを用意しておりますので仕事終わりでもお気軽にご来院ください。
前回の施術から1ヵ月経ってしまったのですが
最終来院日より1ヵ月以上ご来院のない方は再検料3000円がかかります。
施術を受けるにあたっての注意はありますか?
慢性症状、急性症状に関わらず当院はカウンセリングを非常に重要視しています。
その為カウンセリングの時間を多くとって東洋医学的な原因を探りますので、初めての方はカウンセリング+施術で60分〜90分程の時間を要しますのでご注意ください。
当院に受診する際は前もって必ず病院に受診するようにして下さい。
症状が楽になるにはどのくらいの期間がかかりますか?
一人ひとりの症状の程度や体質、生活環境によって異なりますので明確な期間をお伝えすることは難しいです。
お身体を整えていくにはある程度の時間がかかることが多いという点があり、アレルギーや内臓疾患などは年単位かかることもございます。
予約しないで来院はできますか?
申し訳ございません。事前にご予約をいただいていない方のご来院はお断りしております。
必ずLINE・お問い合わせフォームからご予約を取ってからご来院いただきますようよろしくお願い申し上げます。
施術料金の支払いはカードで出来ますか?
申し訳ございません。お支払いは現金のみとなりますのでお手数をおかけしますがご協力宜しくお願い申し上げます。
トイレを使うことはできますか?
申し訳ございません。
現在、妊婦さんなど多くの患者様にご来院いただいており、新型コロナウイルス・インフルエンザ・手足口病などの感染対策としてトイレの使用はできません。
ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。
施術のリスクや副反応はありますか?
施術後に頭がぼーっとしたり、ふらつきなどが起こる場合があります。
基本的には、その日1日ゆっくりお過ごしいただくことで、そのような症状はおさまる傾向にあります。
症状が続く場合や気になることがございましたら、お気軽にご連絡ください。
自費施術なので費用が心配です。
施術料金が7,000円なので、例えば週に4回通われると月に28,000円の施術料金がかかるため、月に支払えるお金と相談をしてご予約ください。
※症状が楽になってくれば週1回の施術から2週間に1回にするなど、施術方針を決めてご納得のうえで施術をさせていただいておりますのでお気軽にご相談ください。
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