手の太陰肺経「雲門(うんもん)」

手の太陰肺経 雲門うんもん LU2

☯️東洋医学ではどのような体の状態と関係する?

雲門は、手の太陰肺経に属する経穴で、中府のやや外側に位置します。

東洋医学では、肺は「気」を全身へ巡らせ、呼吸や皮膚の働きと関係すると考えられています。

✍️このツボの名前の意味は?

「雲」は空に広がる雲。
「門」は出入り口・入り口を意味します。

雲門は、肺の気が出入りする“門”のような場所とされ、
胸部の気の巡りに関わる重要な経穴です。

名前からも、呼吸との関係の深さがうかがえます。

👍取穴方法(どこにあるツボ?)

鎖骨の下のくぼみ部分、肩の前側寄りにあります。
中府のやや外側で、腕を少し上げるとくぼみがわかりやすくなります。

軽く押すと、胸の奥へ響くような感覚が出やすい部位です。

セルフケアで触れる場合は、強く押しすぎず、やさしく触れる程度を目安にしてください。

🪡鍼による使用方法

刺さない鍼(鍉鍼)で、皮膚に軽く触れる程度の刺激を行います。

脉診や腹診を通してお身体の状態を確認しながら、刺激時間を調整しています。

※本内容は当院での施術方針をもとに記載しております。

施術方法や解釈は、鍼灸師ごとに異なる場合があります。

🔥お灸による使用方法

お一人おひとりの体調に合わせて「艾(もぐさ)」を使いお灸の大きさ、燃焼による熱刺激の量を決めて施灸をします。

・米粒大(お米の粒ほどの大きさ)
→ 8〜9分灸(やや強めの刺激)

・半米粒大(お米の半分ほどの大きさ)
→ 8〜9分灸(標準的な刺激)

1壮ごとに体調や呼吸の変化を確認し、脉診・腹診などを参考にしながら回数を判断します。

高齢の方・お子さま・妊娠中の方には特に配慮し、必要に応じて刺激を弱めて行う場合もあります。

※焼ききりや8〜9分灸は比較的刺激が強く、6〜7分灸は穏やかな刺激を表します。

※本内容は当院での施術方針をもとに記載しております。

🪡当院の施術について

当院では「刺さない鍼(鍉鍼)」による低刺激の施術を行っています。

そのため、一つのツボに対する刺激時間は最大1分程度までを目安としています。

それまでにお身体の変化がみられない場合は、同じツボへ刺激を続けるのではなく、次のツボへ移りながら施術を行います。

必要以上に刺激を加え続けると、身体への負担につながる可能性もあるため、刺激量はできるだけ最小限にすることを大切にしています。

刺激に対する身体の反応には個人差があるため、脉診や腹診などを確認しながら施術を進めています。

※本内容は当院での施術方針をもとに記載しています。施術方法や考え方は、鍼灸師によって異なる場合があります。

⚠️ 大切なお知らせ

ご紹介したツボは特定の病気や疾患に効果を保証するものではありません。

東洋医学の視点から、肺経の巡りとの関係について解説しています。

日々のケアは健康維持に大切ですが、強い痛みや長引く不調がある場合は、自己判断せず医療機関を受診してください。

たなか鍼灸院